兵庫県下でも希少なロボット支援手術
ロボット支援手術は体への負担が少なく、
精密で精度が高い手術です。
患者さんの身体的な負担が少ない腹腔鏡下手術の特長を生かしつつ、ロボットの機能による支援によって、従来不可能とされていた手術操作が可能になりました。
ダヴィンチは3つの機械から成り立っており、医師はロボットのアームについている鉗子やカメラを遠隔操作して手術を行います。
ダヴィンチのみで手術が行われるわけではなく、患者さんの脇に助手の医師と看護師がついて補助を行い、協調して手術が行われます。
なお、ロボット支援手術を健康保険適用で受けられる疾患のうち、当院では現在肺がん、直腸がん、結腸がん、子宮良性疾患、腎臓がん、肝臓がん、膵臓がん、前立腺がん、膀胱がんについて実施しています。


MESSAGE 手術担当医からのメッセージ
ロボット支援手術は従来の胸腔鏡手術よりも繊細な手術が可能で、患者さん、手術を行う医師の双方にとって優しい手術です。今後、最新機種の導入によりさらなる発展が期待されています。
SURGERY 症状、ダヴィンチで行う手術
神戸市医療センター西市民病院では、以下の疾患・手術でダヴィンチを使用しております。その他の疾患・手術については、順次対応していく予定です。
「ダヴィンチ」によるロボット支援手術は前立腺がん、腎臓がん、膀胱がんで保険適応となっており、当院泌尿器科でも対応しています。 ロボット支援手術の長所・患者さんのメリットとして
- 自由度の高い手術用鉗子や3次元画像により、繊細で安全な手術操作が可能
- 術中の出血量が減少し、傷も小さいため術後早期回復が期待できる
があげられます。
前立腺がんに対して2015年10月よりロボット支援前立腺全摘除術を開始し、これまでの手術件数は200例以上となっています。また2018年7月から腎臓がんに対する腎部分切除術を、2018年9月から膀胱がんに対する膀胱全摘除術を開始しておりこれまでに腎部分切除術は15例、膀胱全摘術は34例に施行しています。
MOVIE 動画で見るダヴィンチ
泌尿器科
ロボット支援腹腔鏡下腎部分切除術
泌尿器科
ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術
泌尿器科
ロボット支援腹腔鏡下膀胱全摘術
消化器外科
呼吸器外科
産婦人科
ロボット支援腹腔鏡下膣式子宮全摘術
産婦人科
ロボット支援下仙骨膣固定術