国際協力活動

ベトナム・ダナン市産婦人科・小児科病院への国際貢献

当院では、(公財)神戸国際協力交流センター及び神戸市看護大学と共に、平成24年度から平成26年度の3年間、独立行政法人国際協力機構(JICA)の草の根技術協力事業として、ベトナムの「ダナン産婦人科・小児科病院」において、看護師・助産師の知識・技術向上を目的とした「病院内の体系的な看護師・助産師教育プログラム導入プロジェクト」を実施し、国際協力に貢献しています。

事業の概要

  • ベトナム中部の中心都市のダナン市は、出生率が高く周辺部からの流入人口が多いため、人口増加率が全国平均を上回り、産婦人科・小児科の需要が大きくなっています。
    しかし、看護師・助産師の知識・技術の不足や人手不足により、患者に対する十分な看護体制が整備されていません。そのため、院内での体系的な看護教育プログラムを整備し、キャリアに応じた看護教育を実践することにより、看護師・助産師の知識・技術の向上を図ることが急務となっています。
  • 「草の根技術協力事業」で、現地病院への専門家派遣及び神戸市での研修員受入を通じて、病院内での体系的な看護師・助産師教育プログラム導入を支援します。

ベトナム・ダナン市の概要(PDF:301KB)

平成24年度スケジュール

第1回専門家派遣(ダナン) 派遣期間 平成24年7月8日(日)~7月14日(土) 7日間
派遣先 ダナン産婦人科・小児科病院(ベトナム・ダナン市)(550床)
派遣者(7名) 竹橋 美由紀(神戸市立医療センター西市民病院 看護部長)
山本 和代(神戸市立医療センター西市民病院 看護部主幹)
脇本 和美(神戸市立医療センター西市民病院 助産師)
成瀬 和子(神戸市看護大学 准教授)
湯舟 貞子(関西福祉大学看護学部 教授、神戸市シルバー国際協力ボランティア)
(事務局)
橋倉 正司(神戸国際協力交流センター 総務部長兼事業部長)
井上 康代(神戸国際協力交流センター 事業1課長)
派遣の目的 プロジェクトの初年度にあたる平成24年度は、新人の看護師・助産師を対象とした教育カリキュラムの導入を目指す。今回の派遣では、研修カリキュラム、研修実施体制等について協議を行い、必要な技術的支援を行いました。
第1回研修員受入(神戸) 研修期間 平成24年10月22日(月)~10月31日(水) 10日間(移動日を含む)
詳細スケジュール(PDF:88KB)
研修場所 神戸市立医療センター西市民病院、神戸市看護大学、JICA関西国際センター等
研修員(6名) ダナン産婦人科・小児科病院の看護師及び助産師(看護部長及び看護師長クラス)
研修の目的 「感染防止」をテーマに、西市民病院で「新人看護師研修」を受講することによりその内容を理解し、看護大学では帰国後に研修員自らが新人看護師に対する研修を実施するための方法を学びます。
あわせて、日本の病院の感染防止等に関する先進事例について知る機会を提供します。
第2回専門家派遣(ダナン) 派遣期間 平成24年12月2日(日)~12月8日(土) 7日間
派遣先 ダナン産婦人科・小児科病院(ベトナム・ダナン市)(550床)
派遣者(6名) 山本 和代(神戸市立医療センター西市民病院 看護部主幹)
俣木 陽子(神戸市立医療センター西市民病院 看護師)
成瀬 和子(神戸市看護大学 准教授)
嶋澤 恭子(神戸市看護大学 講師)
(事務局)
橋倉 正司(神戸国際協力交流センター 総務部長兼事業部長)
井上 康代(神戸国際協力交流センター 事業1課長)
派遣の目的 プロジェクトの初年度にあたる平成24年度は、新人の看護師・助産師を対象とした教育カリキュラムの導入を目指す。今回の派遣では、第1回研修(神戸)の評価と改善方策についての協議を行うとともに、第2回派遣時の研修カリキュラム、研修実施体制等について協議を行い、必要な技術的支援を行いました。
第2回研修員受入(神戸) 派遣期間 平成25年1月14日(月)~1月24日(土) 10日間(移動日含む)
研修場所 神戸市立医療センター西市民病院・中央市民病院、神戸市看護大学、JICA関西国際センター等
研修員(6名) ダナン産婦人科・小児科病院の看護師及び助産師(看護師長クラス)
派遣の目的 「コミュニケーションスキル」をテーマに、西市民病院でロールプレイングやグループワークを受講し、看護大学では帰国後に研修員らが研修を実施するための方法を学び、新人看護師に行う研修企画を作成しました。今回より中央市民病院の小児科、NICUの見学も併せて行いました。
第3回専門家派遣(ダナン) 派遣期間 平成25年2月25日(月)~3月1日(土) 5日間(移動日を含む)
派遣先 ダナン産科婦人科・小児科病院(ベトナム・ダナン市)
派遣者(6名) 竹橋 美由紀(神戸市立医療センター西市民病院 看護部長)
新田 和子(神戸市立医療センター西市民病院 リエゾンナース)
鈴木 志津枝(神戸市看護大学 副学長)
植本 雅治(神戸市看護大学 教授)
(事務局)
橋倉 正司(神戸国際協力交流センター 総務部兼事業部長)
吉田 朱(神戸国際協力交流センター 事業1課)
派遣の目的 第1回研修テーマの「感染防止」新人研修の実施状況確認と第2回研修の評価や改善策の支援をしました。また今後のスケジュールや研修テーマの選定について協議を行いました。

平成25年度スケジュール

第4回専門家派遣(ダナン) 派遣期間 平成25年5月19日(日)~5月23日(木) 5日間(移動日を含む)
派遣先 ダナン産科婦人科・小児科病院(ベトナム・ダナン市)
派遣者(6名) 竹橋 美由紀(神戸市立医療センター西市民病院 看護部長)
新田 和子(神戸市立医療センター西市民病院 リエゾンナース)
内 正子(神戸市看護大学 准教授)
嶋澤 恭子(神戸市看護大学 講師)
(事務局)
橋倉 正司(神戸国際協力交流センター 総務部兼事業部長)
吉田 朱(神戸国際協力交流センター 事業1課)
派遣の目的 第2回研修「コミュニケーションスキル」研修の視察と評価や感染防止対策の進捗状況について協議を行いました。また、このプロジェクトを成功させるために研修企画のキーマンとして総合計画部長や看護部長の来日研修の企画追加を提案しました。
第3回研修員受入(神戸) 研修期間 平成25年7月15日(月)~7月25日(木) 10日間(移動日を含む)
研修場所 神戸市立医療センター西市民病院・中央市民病院、神戸市看護大学、JICA関西国際センター等
研修員(6名) ダナン産婦人科・小児科病院の看護師及び助産師(看護師長クラス)
研修の目的 「フィジカルアセスメント(呼吸)」をテーマに、講義や聴診器で呼吸器をお互い聞くなどの実習を行い、西市民病院のスタッフが実際に行っている看護現場を見学し学びました。
看護大学では帰国後に研修員らが研修を実施するための方法を学び、新人看護師に行う研修企画を作成しました。
研修責任者向け研修受入(神戸) 研修期間 平成25年9月8日(日)~9月14日(土) 7日間(移動日を含む)
研修場所 神戸市立医療センター西市民病院・中央市民病院、神戸市看護大学、JICA関西国際センター等
研修員(4名) ダナン産科婦人科・小児科病院の看護師及び医師(看護部長、副院長クラス)
研修の目的 看護管理や看護教育、チーム医療の取り組みについて理解を深め、院内研修計画の立案方法を学ぶとともに、研修プランの作成や評価方法について話し合いました。このプロジェクト成功のためには、ベトナムの事情から医師の協力が不可欠なため、看護部長の他に副院長、総合企画副部長に来日していただきました。
第5回専門家派遣(ダナン) 派遣期間 平成25年10月20日(日)~10月24日(木) 5日間(移動日を含む)
派遣先 ダナン産婦人科・小児科病院(ベトナム・ダナン市)
派遣者(6名) 荒木 敬雄(神戸市立医療センター西市民病院 看護師)
丸山 浩枝(神戸市立医療センター西市民病院 小児専門看護師)
内 正子(神戸市看護大学 准教授)
成瀬 和子(神戸市看護大学 准教授)
(事務局)
橋倉 正司(神戸国際協力交流センター 総務部兼事業部長)
吉田 朱(神戸国際協力交流センター 事業1課)
派遣の目的 第3回研修テーマの「フィジカルアセスメント(呼吸)」の研修の視察と評価や第1回(感染防止)、第2回(コミュニケーションスキル)の継続実践している研修のフォローアップを行いました。また、次回の第4回受入研修内容について協議しました。
第4回研修員受入(神戸) 研修期間 平成25年12月2日(月)~12月12日(木) 10日間(移動日を含む)
研修場所 神戸市立医療センター西市民病院・中央市民病院、神戸市看護大学、JICA関西国際センター等
研修員(6名) ダナン産婦人科・小児科病院の助産師(看護師長とスタッフ)
研修の目的 ベトナムで多いとされる妊娠高血圧症候群のケアの演習や、「フィジカルアセスメント(循環)」をテーマに、講義や実習を行いました。また、西市民病院のスタッフが実際に行っている看護現場を見学しました。看護大学では帰国後に研修員らが研修を実施するための方法を学び、新人看護師に行う研修企画を作成しました。

学会報告等

  1. ダナン産婦人科・小児科病院(ベトナム)の看護師に対する知識・技術向上を目的とした教育研修を定着させる試みに参加して:第52回全国自治体病院学会 京都 10/17-18 竹橋美由紀・山本和代・俣木陽子・新田和子
  2. ベトナムとの国際交流活動の報告:丸石製薬株式会社 感染対策NEWS 2013 AUG.俣木陽子
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