神戸市立医療センター西市民病院
病院長 中村 一郎
桜の花が咲き誇る春爛漫の4月を迎えました。日頃より地域の医療機関はじめ関係者の皆さまには大変お世話になっており、心から感謝申し上げます。
神戸市立医療センター西市民病院は、基本理念である『地域の中核病院として、市民の生命と健康を守るために、安全で質の高い心のこもった医療を提供すること』に職員一同、鋭意邁進しております。今年度も一層尽力してまいりますので、ご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
当院は地域医療支援病院、紹介受診重点医療機関に認定されており、今後さらに在宅療養支援も見据え、地域の医療機関・介護施設とより広く深く連帯感をもって連携してまいりたいと考えています。医療機関におかれましては専門的医療、チーム医療、緊急対応を要する病態と判断された場合は、ぜひとも当院にご連絡、ご紹介いただきますようよろしくお願い申し上げます。
当院は地域の皆さまの期待と要請に最大限対応し、一般診療、専門的医療、救急医療そして臨床看護をコロナ前よりも高いレベルで提供すべく取り組んでおり、その実績を地域に発信したいと思います。当院はコロナ後遺症ともいえる初診患者減少からの脱却まで、もうあと一息というところまで到達しました。昨年度は新入院患者数、救急車応需件数、緊急手術件数、ロボット手術件数などが過去最高を記録したことは確かな成果であり、職員の努力とともに地域の皆さまの大きなご支援、ご指導があったからこそと、深く感謝申し上げます。
昨今の人件費増加、薬剤・材料費高騰など社会のインフレ基調の中で、以前にも増して医療機関の経営は険しい状況が続いていますが、病院の健全な財政運営への取り組みを今年度もしっかりと継続し、収支の改善とともに令和13年の新病院の移転・新築につなげてまいりたいと考えています。
今年の干支は乙巳(きのと・み)です。乙(きのと)は紆余曲折しながら進むこと、しなやかに伸びる草木を意味し、これまでの努力の結実を示唆します。巳(み:蛇)は脱皮することから、再生、新しい自分に生まれ変わる、そして金運や繁栄をもたらすとされています。30年前の1.17阪神・淡路大震災で甚大な被害を受けながらも、復興、再建、成長への歩みを地道に重ねてこられた市民の皆さまとともに当院の道のりはまさに乙巳(きのと・み)のイメージと重なります。
今年度が佳き年になり、皆さまとともに成果と喜びを分かち合える一年になりますことを祈念いたします。そして変わらぬご厚情を賜りますよう、どうかよろしくお願い申し上げます。
〒653-0013
神戸市長田区一番町2丁目4番地
地図で見る Tel: 078-576-5251
Fax:078-576-5358(代表)/ 078-579-1943(病診連携室)
病院案内
当院のがん診療について
外来のご案内
入院のご案内
診療科・部門のご案内