当院では地域の基幹病院として、糖尿病に代表される生活習慣病、運動器疾患、そしてがん診療を3本柱として地域医療を展開していますが、特にがん診療では高齢者人口比率が高い地域特性を見据え、QOL(クオリティオブライフ:生活の質)を尊重した、優しいがん診療を目指しています。
当院では内視鏡手術、体腔鏡手術に代表される低浸襲(傷のない、小さい体に負担が少ない)手術を各分野で積極的に導入しています。進行した大きながんに対しても、その適応を十分検討した上で各領域の外科系医師が一丸となって取り組んでいます。
近年薬物療法の進歩は目覚ましく、抗がん剤のみならず免疫療法薬、ホルモン剤、そして分子標的薬が次々と保険適応になり、良好な治療効果が得られるようになりました。
当院では厳正な審査の上で認められた治療法を、患者さんの病状にあわせて入院または外来で行っています。特に外来化学療法室は平成22年3月に拡充、リニューアルされ、多くの患者さんが通院で化学療法を受けられるようになりました。
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当院では放射線治療装置が設置されていませんが、近隣の医療機関と緊密な連携システムを構築し、滞りなく治療を提供できるようにしています。
がん診療の早い段階から、病気または治療に伴うつらい症状のケアに対して積極的に取り組んでいます。当院では多職種から構成された緩和ケアチームが様々な場面でがん診療をサポートしています。
地域連携室、在宅支援センターが中心となり、住み慣れたご自宅で療養できるように、地域の医療機関と連携しています。
当院では阪神・淡路大震災を経て平成12年の病院再建以来、がん診療体制の充実に精力的に取り組み、化学療法の院内システムの向上、外来化学療法室の拡充、先進的ながん外科手術、内視鏡治療の導入、新規放射線診断装置、PACSの導入、院内がん登録の開始、緩和ケアの浸透など成果を得るとともに、平成19年度に日本がん治療認定医機構認定教育機関に施設認定され、がん治療教育医、がん治療認定医、がん関連専門および認定看護師、そして多数のがん治療に携わる専門医を擁しています。
近年、長田区、兵庫区、須磨区などの近隣医療機関から地域のがん治療基幹病院として、がん拠点病院に準じた役割を求められる状況になってきており、さらなるがん診療体制の充実を要望する声に応え、平成22年にがん診療運営委員会(キャンサーボード)が設置されました。
平成22年11月からがん診療相談室が設置されました。診断検査、治療、治療後のケアなどがん診療の一連の流れの中で患者さん、ご家族の悩みなどに対応しています。
当院のがん治療のあゆみ(PDF:45KB)
当院のキャンサーボード概念図(PDF:100KB) がん患者を中心としたチーム医療の概念図(PDF:56KB) 入院がん患者診療科別実績(PDF:197KB)
食道がん、肺がん、胃がん、肝がん、胆管がん・胆嚢がん、膵がん、大腸がん、乳がん、卵巣がん、子宮頚がん・子宮体がん、前立腺がん、膀胱がん、腎がん
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〒653-0013
神戸市長田区一番町2丁目4番地
地図で見る Tel: 078-576-5251
Fax:078-576-5358(代表)/ 078-579-1943(病診連携室)
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