院長あいさつ

院長のごあいさつ

    院長 有井 滋樹


 私どものホームページをご覧いただきありがとうございます。病院長として一言ご挨拶申し上げます。
 沿革の項で述べていますように、本院は大正13年に設立された市立神戸診療所に起源を有し、現在の形となりました昭和45年から数えて、昨年で開院50周年を迎えました。26年前には阪神淡路大震災で病院本館が倒壊するという苦難の時期もありましたが、神戸市、神戸市民はじめ関係各位のご尽力のお陰と感謝申し上げます。さらに令和10年度を目途に新長田駅前の若松公園に移転新築することが決定しました。これにつきましても職員一同大きな喜びであり、一層覚悟を新たにして日々の診療・看護に邁進する所存です。これからも市街地西部地域の中核病院、地域医療支援病院、そしてなによりも市民病院として地域に密着し、地域のニーズを的確にとらえ、それに対応する心のこもった医療を展開してまいります
 さて今年度は市民病院としまして第3期中期目標の3年目となります。急性期中核病院としてがん診療をはじめとする良質の標準医療、急性期医療を基盤として、5つの重点目標が掲げられています。救急医療、周産期医療、小児医療、認知症、生活習慣病であり、不採算部門にも積極的に関わってまいります。
 当院の救急医療の特質は時間外の救急外来に来院される方が多く、それにおわれて救急車で搬送される患者さんに充分に対応しきれていないという問題を抱えていましたが、昨年末に救急外来の拡張工事を行い、多少なりともキャパシティを増強いたしました。さらには一昨年10月より脳神経外科専門医が着任し、脳神経外科を開設いたしました。
 周産期医療については近隣にハイリスク分娩にも対応する医療機関がないこともあり私どもの役割が大きく、今年度から産婦人科医師を増員し体制を強化しました。小児医療につきましては長田区唯一の入院診療を行っている病院として一層の責務を果たしてまいります。認知症につきましては神戸市指定の認知症疾患医療センターとして専門医による診療を行っております。とりわけ軽度認知障害(MCI)の診療に重きをおいております。生活習慣病ではとくにその重症化阻止が大切な使命と考え、内科系診療科がそれぞれの領域で尽力いたしております。
 がん診療につきましてはがん診療連携拠点病院に準ずる病院に指定されていますので、さらに体制の整備に努めています。ロボット支援手術はすでに5年前より導入しております。当初は前立腺がんが中心でしたが、現在は肺がん、婦人科系癌、消化器系のがん手術にも活用しています。ロボット支援手術以外にも腹腔鏡下手術、内視鏡手術を積極的に行い、体に優しい低侵襲治療を心掛けています。
 さて、本年も新型コロナ感染が続くことでしょう。私どもは上述しましたような一般診療、救急診療とともに院内感染を起こさないきめ細かい仕組みを構築して本感染症に立ち向かってまいります。
 超高齢化社会を迎えた現在、高齢患者さんに対しましては治すだけでなく支えることが大切です。急性期の診療が完了した患者さんにつきましては他の医療機関、介護施設、訪問看護ステーションなどと連携しながら在宅復帰支援などに力を尽くしたいと考えます。
 今年度も何卒よろしくお願い申し上げます。

2021年9月
神戸市立医療センター西市民病院
院長 有井 滋樹
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