医療の安全と安心を高めるために-患者・家族の方々へお願い-

医療の安全を高める取り組みは、単に医療者の注意や知識・技術の向上だけで成り立っているのではありません。患者さん自身の協力や、場合によって家族の方々の協力があって初めて確保できる安全も少なくありません。
当院では患者さん自身や家族の方にも医療に積極的に参加していただいて、医療の安全を高める取り組みにも積極的に協力していただけるようにお願いをしています。

ひと間違い防止のために

外来診察や検査室では、患者さん自ら名前を名乗ってください

イラスト外来診察や検査室では診察券などでの患者氏名の確認だけでなく、患者さんに自ら名乗っていただくようにお願いしています。
何故かと言いますと、こちらから氏名を呼んだ場合、患者さんが聞き間違いや思い込みで返事をされ、入室されることがあるからです。
また、同姓同名の患者さんや同姓の患者さんでの間違い事例が過去にあるからです。

入院の際には、ネームバンドの装着をお願いします

入院患者さんには特別な場合を除いてネームバンドの着用をお願いしています。
カルテ(診療録)や診察券などでの患者氏名の確認だけでなく、入院患者さんの場合にはネームバンドによる患者確認を推進していますのでご協力をお願いします。

転倒・転落防止のために

入院中に患者さんが転倒したり、ベッドから転落することは、決してまれではありません!

転倒・転落は入院中にも起こりやすい事故の一つです。 病室や廊下、トイレの行き帰りなどで思いがけなく転んだり、ベッドから落ちたりすることがあります。 軽い打撲程度で済む場合がほとんどですが、小さなケガで処置が必要であったり、時に骨折や脳出血などをきたして手術を必要としたり、後遺症を残したり、ごく稀に死亡事故につながることもあります。
当院では入院患者さんが転倒や転落を起こす危険性を評価し、患者さんや家族の方に転倒・転落防止対策の必要性を説明して協力をお願いしています。皆さん自身の注意や協力なくして転倒・転落の防止は不可能だからです。
患者さんが一人で動くことで転倒の危険性が高まる場合には、体動を感知して看護師に知らせる装置を使用する場合もあります(もちろん、それによって転倒防止が保証されるものではありません)。

過信は禁物です!歩行や移動に不安があれば、看護師をお呼びください

トイレへの移動などで他人(看護師)を呼ぶのをためらう患者さんも多く、一人で動いて転倒する患者さんが後を絶ちません。歩行や起立、移動に少しでも不安があれば、ナースコールで看護師をお呼びください。

家族の方から見て不安があれば、医師や看護師にご相談ください

自宅での状況も含めて、患者さんをよく見ておられる家族の方からの情報はとても大切です。家族の方から見られて不安に感じられる部分があれば、医師や看護師にお伝えください。

必要に応じて、家族の方の付き添いをお願いします

認知症やせん妄症状のある方だけでなく、入院中の患者さんの多くに転倒や転落の危険性が潜んでいます。しかし、看護師の数は限られています。
当院は完全看護ではありませんので、必要に応じて家族の方に付き添いをお願いしています。

薬の処方・服用の間違い防止のために

入院の際には、薬剤師が服薬歴や持参薬のチェックを行います

薬の重複処方を防ぐだけでなく、薬の相互作用による弊害を防ぐために、当院以外でも薬の処方を受けられている場合は、必ず主治医・担当医や看護師、薬剤師にお伝えください。

血液を固まりにくくする薬(抗凝固剤、血小板凝集抑制剤など)を服用されている方は検査や手術などの前には必ずお知らせ下さい。

イラスト最近は、動脈硬化等に伴う血栓形成を防ぐ目的で、抗血小板剤や抗凝固剤を服用されている患者さんが増えています。出血を生じる可能性のある検査や処置、手術においては、安全のために服用を中止していただくことがありますので、前もって担当医や看護師にお知らせください。
但し、服薬を中止できない場合もありますので、自分の判断で中止しないようにお願いします。

薬にアレルギーのある方は、必ず担当医や看護師、薬剤師にお知らせください。

安心できる病院の診療環境・療養環境を守るために

暴言・暴力・セクシャルハラスメントなどは犯罪です。また、院内のルールはお守りください。

暴力・暴言などで他の患者さんにご迷惑がかかる場合や医療者の診療行為が妨げられる場合には、たとえ患者さんであっても診療をお断りしたり、中止することがあります。入院中の患者さんの場合には退院を命令することがあります。また、必要に応じて警察へ通報することがありますので、あらかじめご了解ください。これらは患者さんだけでなく、ご家族や友人の方々の行動であっても同様に対処させていただきます。
暴力だけでなく、数々の暴言や威嚇行為が、患者さんのために働こうとしている医療者に不安と恐怖を与え、診療の妨げになっている実情をご理解下さい。これらの行為は酒酔いなどを理由に免罪されるものでもありません。
あなた一人だけのための病院ではないことをあらためてご理解ください。

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