当院では、DPCデータより全国統一の定義と形式に基づいて以下の7項目について集計を行いました。
このたび、厚生労働省から示された様式を利用し、「病院情報の公表」を公開いたします。
病院情報を公開することで、当院のDPCデータの質の向上とDPCデータの分析力と説明力の向上を目的としています。
令和3年度に当院を退院された患者さんであり、入院期間中に一般病棟に1回以上入院した方が対象です。また、医療保険適用の患者さんが対象となります。
入院した後24時間以内に死亡した患者さん、または生後1週間以内に死亡した新生児は対象外です。
数値が10未満の場合は、「平均在院日数(全国)」以外の患者数等の項目は、すべて ‐(ハイフン)を表記します。
年齢区分 | 0〜 | 10〜 | 20〜 | 30〜 | 40〜 | 50〜 | 60〜 | 70〜 | 80〜 | 90〜 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 455 | 64 | 201 | 217 | 359 | 608 | 1,036 | 2,090 | 1,710 | 397 |
令和3年度に退院された患者さんを10歳刻みの年齢階級別に集計しています。
長田区・兵庫区・須磨区など市街地西部の高齢化率が高いため、60歳以上の患者さんが多くなっています。
各診療科別に患者数の多いDPC診断群分類について、DPCコード、DPC名称、患者数、自院の平均在院日数、全国の平均在院日数、転院率、平均年齢を集計しています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
080270xxxx1xxx | 食物アレルギー 手術・処置等1 あり | 223 | 1.00 | 2.13 | 0.00% | 2.65 | |
140010x199x0xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 手術なし 手術・処置等2 なし | 76 | 6.74 | 6.13 | 6.58% | 0.00 | |
040090xxxxxx0x | 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 定義副傷病 なし |
24 |
4.79 | 5.83 | 4.17% | 1.08 | |
040100xxxxx00x | 喘息 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 22 | 4.00 | 6.24 | 13.64% | 3.45 | |
140010x299x0xx | 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重1500g以上2500g未満) 手術なし 手術・処置等2 なし | 13 | 12.31 | 11.01 | 0.00% | 0.00 |
当科では特に食物アレルギー、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎等のアレルギー疾患の診療に力を入れています。その他、肺炎や気管支炎、咽頭通、尿路感染症、胃腸炎などの各種感染症や、熱性痙攣、川崎病などの二次救急レベルの小児内科疾患にも対応しています。
令和3年度の小児科入院患者のうち、新生児と食物負荷試験を除いた患者(即ち、一般的な小児疾患で入院した患者)の平均在院日数は4.3日でした。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 | 82 | 4.63 | 4.74 | 1.22% | 72.29 | |
060335xx02000x | 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 67 | 6.75 | 7.11 | 1.49% |
63.97 |
|
060330xx02xxxx | 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 | 62 | 6.60 | 6.25 | 0.00% | 63.97 | |
040040xx97x00x |
肺の悪性腫瘍 手術あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし |
60 | 13.35 | 10.47 | 0.00% | 71.82 | |
060210xx99000x | ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 58 | 7.36 | 9.00 | 1.72% | 72.02 |
当科が担当する疾患は外科領域全般に及び、消化管・肝胆膵をはじめとして肺・乳腺・血管・ヘルニアなどと幅広く、症例に応じて泌尿器科・産婦人科などとも協力して手術を行っています。手術術式に関しては、従来の標準術式に加え積極的に内視鏡手術を取り入れ、患者のQOL向上・入院期間短縮と早期社会復帰を図っています。
また、従来の胸腔鏡・腹腔鏡手術に比べてより複雑で精緻な手技が可能とされる手術支援ロボットda Vinci(ダヴィンチ)を用いた、肺悪性腫瘍(原発性肺癌・転移性肺腫瘍)に対する胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除以・区域切除)や、腹腔鏡下直腸切除術・切断術も行っています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 | 77 | 23.65 | 25.32 | 75.32% | 83.77 | |
070230xx01xxxx | 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 | 37 | 23.59 | 23.02 | 45.95% | 74.41 | |
07040xxx01xxxx | 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 | 20 | 24.15 | 20.63 | 65.00% | 71.10 | |
160760xx97xx0x | 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病 なし | 19 | 3.00 | 4.99 | 0.00% | 48.16 | |
160690xx99xxxx | 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし | 17 | 21.24 | 19.34 | 64.71% | 79.53 |
大腿骨近位部骨折の患者さんの入院が77例と最も多くなっており、歩行のリハビリテーションに時間を要することが多いため、当院での手術後に約75%の方でリハビリ目的の転院が必要となっています。当院では神戸市内の回復期病床を有する病院との間に連携パスを用いたスムーズな転院が可能なシステムを構築しております。
次いで膝関節症が37例、股関節骨董壊死、股関節症が20例あり、症例によっては、手術に際して人工関節の正確な設置を目的としたコンピュータを使用したナビゲーション手術や、術後の疼痛が少なく、歩行開始まで要する時間が短くなる術式を積極的に導入しています。
当科では、四肢・脊椎外傷、脊椎疾患(椎間板ヘルニア、脊椎靭帯骨化症、脊柱管狭窄症等)、下肢関節疾患(股関節、膝関節、足関節)、手の外科疾患、骨粗鬆症等を得意としています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
120010xx99x50x | 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 5あり | 41 | 3.17 | 4.23 | 0.00% | 69.78 | |
120060xx02xxxx |
子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 |
39 | 6.92 | 6.04 | 0.00% | 52.51 | |
120070xx02xxxx | 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 | 31 | 6.13 | 6.11 | 0.00% | 44.87 | |
120060xx01xxxx |
子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 | 23 | 8.96 | 9.46 | 0.00% | 48.00 | |
060030xx99x40x | 小腸の悪性腫瘍、腹膜の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病 なし | 23 | 3.17 | 4.79 | 0.00% | 62.52 |
当科では、子宮、卵巣の悪性疾患から子宮筋腫、卵巣のう腫、骨盤臓器脱(子宮膀胱脱)などの良性疾患まで幅広く対応しています。
悪性疾患に関しては、婦人科腫瘍学会のガイドラインに準じた治療をおこなっており、早期子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん、腹膜がんは手術から術前術後の化学療法までおこないます。良性疾患に対しては可能な限り内視鏡下手術を行い、麻酔科、手術室の協力を得て緊急手術も内視鏡下に施行しております。2019年12月から手術支援ロボットda Vinci(ダヴィンチ)システムによるロボット支援下手術を開始し、2020年に施設認定を受けました。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
030230xxxxxxxx | 扁桃、アデノイドの慢性疾患 | 28 | 7.25 | 7.84 | 0.00% | 28.50 | |
030240xx99xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし | 22 | 5.68 | 5.71 | 0.00% | 34.64 | |
030350xxxxxxxx | 慢性副鼻腔炎 | 19 | 8.05 | 6.47 | 0.00% | 57.79 | |
030240xx01xxxx | 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 扁桃周囲膿瘍切開術等 | 19 | 5.26 | 8.50 | 0.00% | 35.47 | |
030428xxxxxxxx | 突発性難聴 | 17 | 10.53 | 8.75 | 0.00% | 58.88 |
当科では、耳鼻咽喉科全領域の疾患に対応しています。
扁桃、アデノイドの慢性疾患が28例と最も多く、平均在院日数は7,25日でした。
慢性副鼻腔炎など鼻科領域の内視鏡手術にはナビゲーションシステムを取り入れ、より安全確実な手術が可能になりました。また、従来の保存的治療に抵抗するアレルギー性鼻炎、血管運動性鼻炎の重症例には粘膜下下甲介切除術に後鼻神経切断術を併施することにより、より良好で永続的な効果が得られるようになりました。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
080010xxxx0xxx | 膿皮症 手術・処置等1 なし | 35 | 13.54 | 13.07 | 5.71% | 75.46 | |
080007xx010xxx | 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1 なし | 21 | 4.62 | 4.01 | 0.00% | 62.38 | |
080006xx01x0xx | 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外)皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2 なし | 20 | 7.90 | 7.68 | 0.00% | 79.50 | |
080020xxxxxxxx | 帯状疱疹 | 15 | 7.80 | 9.22 | 0.00% | 72.07 | |
100100xx99x0xx | 糖尿病足病変 手術なし 手術・処置等2 なし | - | - | 21.80 | - | ||
080190xxxxxxxx | 脱毛症 | - | - | 3.36 | - | - |
皮膚科で入院となる疾患は、膿皮症などの細菌感染症が最も多くなっています。次いで、皮膚の良性腫瘍が21例、悪性腫瘍が20例でした。
当科では、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎(かぶれ)などのアレルギー疾患、蜂窩織炎や帯状疱疹、伝染性膿痂疹(とびひ)や白癬(水虫)などの感染症、膠原病や水疱症などの自己免疫疾患、皮膚腫瘍など多岐にわたって診療を行っています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110070xx03x0xx | 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2 なし | 170 | 7.24 | 7.02 | 1.18% | 73.56 | |
110080xx991xxx | 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり | 151 | 2.14 | 2.50 | 0.00% | 73.20 | |
110070xx99x20x | 膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし | 57 | 7.11 | 9.65 | 3.51% | 67.16 | |
110310xx99xxxx | 腎臓または尿路の感染症 手術なし | 44 | 11.05 | 13.14 | 6.82% | 78.25 | |
110060xx99x20x | 腎盂・尿管の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 2あり 定義副傷病 なし | 34 | 7.59 | 9.69 | 2.94% | 71.91 |
尿路性器悪性疾患として前立腺癌が急速に増加しており、さらに当院では膀胱癌・腎盂尿管癌の患者さんが非常に多く、腎癌も年々増加しており、入院患者さんの8割以上を悪性腫瘍が占めています。その他に重症尿路性器感染症の緊急入院患者が多いことも当科の特徴であり、時間外オンコール体制で救急対応を行っています。
精度の高い手術を提供できる手術支援ロボットda Vinci(ダヴィンチ)を2015年10月から腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術、2018年から腎部分切除術・膀胱全摘術に導入しています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040110xxxxx0xx | 間質性肺炎 手術・処置等2 なし | 99 | 21.69 | 18.42 | 15.15% | 74.27 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし | 91 | 20.91 | 20.57 | 25.27% | 83.64 | |
040040xx9910xx | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 あり 手術・処置等2 なし | 70 | 4.99 | 3.30 | 7.14% | 75.63 | |
040040xx99040x | 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 4あり 定義副傷病なし | 62 | 11.77 | 9.07 | 3.23% | 71.37 | |
040120xx99000x | 慢性閉塞性肺疾患 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 49 | 14.78 | 13.41 | 8.16% | 76.96 |
当科では、間質性肺炎の患者さんが99例と最も多くなっています。間質性肺炎は国の指定難病に該当する疾患も多く、一般に診断・治療が難しいため、専門外来を設けて遠方からの紹介、また、セカンドオピニオンにも対応しています。
次いで、誤嚥性肺炎が91例と多くなっています。当院は、神戸市内で高齢化率が高い長田区、兵庫区、須磨区の基幹病院であり、多くの誤嚥性肺炎の患者さんを診療しています。
増加をつつけている肺癌の診断、治療に関しては最も力を入れており、気管支鏡検査や超音波下生検などで病理診断を付けた後、外科との連携のもと手術可能例に対しては速やかに外科切除を行い、進行がんに治しては患者さんと相談のうえでエビデンスに基づいた治療を行っております。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
050130xx9900xx | 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし | 64 | 19.53 | 17.35 | 28.13% | 83.56 | |
050050xx9910xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし | 41 | 3.10 | 3.06 | 0.00% | 67.71 | |
050210xx97000x | 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1 なし、1,3あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 17 | 11.00 | 10.24 | 0.00% | 79.12 | |
050050xx0200xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1 なし、1,2あり 手術・処置等2 なし | 17 | 4.59 | 4.36 | 5.88% | 72.53 | |
050170xx03000x | 閉塞性動脈疾患 動脈塞栓除去術 その他のもの(観血的なもの)等 手術・処置等1 なし、1あり 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 14 | 4.00 | 5.32 | 0.00% | 72.93 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 14 | 12.64 | 13.14 | 14.29% | 81.21 |
西市民病院の医療圏では、高齢者の比率が多くなるに伴い、心不全入院が年々増加しています(64例)。入院患者の平均年齢は83.6歳となっています。狭心症を含む、慢性虚血性心疾患の患者さんが次いで多くなっています。集中治療室での入院加療が必要な急性心筋梗塞、急性心不全にも対応しています。下肢の閉塞性動脈硬化症や、腎動脈硬化症に対する血管内治療も行っています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110280xx9900xx | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし | 93 | 9.68 | 10.39 | 2.15% | 71.31 | |
110280xx9901xx | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 1あり | 29 | 14.41 | 13.74 | 6.90% | 70.31 | |
110280xx02x00x | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 27 | 6.96 | 7.87 | 3.70% | 75.93 | |
110260xx99x0xx | ネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2 なし | 13 | 17.92 | 20.43 | 7.69% | 68.08 | |
110280xx02x1xx | 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2 1あり | 12 | 34.67 | 34.08 | 16.67% | 81.00 |
当科では、慢性腎臓病の患者さんを多く診療しています。透析導入や外来維持透析管理、急性血液浄化などを行う血液透浄化部門での診療と、腎炎・ネフローゼ症候群や急性腎障害・慢性腎臓病、電解質異常など腎臓病関連疾患の診療を行っています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
070560xx99x70x | 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術なし 手術・処置等2 7あり 定義副傷病 なし | 11 | 9.73 | 21.03 | 0.00% | 62.45 | |
070560xx99x00x | 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | - | - | 14.75 | - | - | |
070470xx99x3xx | 関節リウマチ 手術なし 手術・処置等2 3あり | - | - | 15.30 | - | - | |
070470xx97xxxx | 関節リウマチ その他の手術あり | - | - | 23.90 | - | - | |
070470xx99x0xx | 関節リウマチ 手術なし 手術・処置等2 なし | - | - | 15.50 | - | - |
関節リウマチをはじめ、シェーグレン症候群、全身性エリテマトーデス、強皮症、血管炎症候群、多発性筋炎、皮膚筋炎などの自己免疫および炎症性疾患の診療を行っています。
特に関節リウマチにおいては、診察に関節エコーを取り入れ、治療においても生物学的製剤やJAK阻害薬などの最新の治療薬を積極的に取り入れています。また、リウマチ肺などの関節外症状や、感染症などの合併症に対しては、総合病院の特性を活かして各専門分野の医師と連携しながら診療にあたっています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 | 219 | 2.91 | 2.65 | 0.00% | 69.66 | |
060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | 215 | 6.94 | 9.21 | 2.79% | 75.56 | |
060102xx99xxxx | 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし | 43 | 6.33 | 7.70 | 0.00% | 64.49 | |
060130xx0200xx | 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 内視鏡的消化管止血術等 手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし | 42 | 7.60 | 8.91 | 7.14% | 75.31 | |
060050xx97x0xx | 肝・肝内胆管の悪性腫瘍(続発性を含む。) その他の手術あり 手術・処置等2 なし | 41 | 9.12 | 10.48 | 2.44% | 78.98 |
消化管疾患では、内視鏡を用いた診断治療に力を入れています。食道・胃・大腸の早期癌に対しては内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)治療を標準に積極的に行っています。
膵胆道系疾患については、総胆管結石・胆管炎患者が当地域には多いのが特徴です。特に胆管炎を合併した総胆管結石に対する緊急処置は、24時間オンコール体制での対応を行っています。
肝疾患診療に対する体制づくりも積極的に行い、日本肝臓学会認定施設、兵庫県肝疾患専門医療機関に認定され、当地域の肝疾患に対応できる体制を整えています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
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10007xxxxxx1xx | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 1あり | 41 | 12.27 | 14.41 | 4.88% | 64.20 | |
10007xxxxxx0xx | 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 なし | 22 | 11.86 | 11.15 | 0.00% | 63.77 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 14 | 10.79 | 13.14 | 14.29% | 71.36 | |
10006xxxxxx1xx | 1型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 1あり | - | - | 13.42 | - | - | |
100040xxxxx00x | 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | - | - | 13.25 | - | - |
当科では、インスリン製剤による治療を伴う2型糖尿病の患者さんが最も多く41例となっています。2型糖尿病をはじめ、1型糖尿病、妊娠糖尿病(1型を含む)、その他糖尿病のすべての病態に対応しています
また、糖尿病性ケトアシドーシス、高血糖抗浸透圧症候群、清涼飲料水ケトーシス、低血糖昏睡などで緊急入院する患者さんも多く、救急治療にも可能な限り取り組んでいます。
他科に入院される糖尿病の患者さんに対しても血糖管理を中心に関わることが多く、全入院患者の約1割を併診しています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 手術なし | 27 | 14.07 | 13.14 | 25.93% | 74.93 | |
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし | 12 | 16.92 | 20.57 | 66.67% | 79.50 | |
180010x0xxx0xx | 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2 なし | - | - | 19.22 | - | - | |
070510xx99xxxx | 痛風、関節の障害(その他) 手術なし | - | - | 12.27 | - | - | |
161070xxxxx00x | 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | - | - | 3.70 | - | - | |
070560xx99x00x | 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術なし 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし | - | - | 14.75 | - | - |
腎臓又は尿路感染症の患者さんが最も多く27例となっています。
当科では、診断がついていないために担当科を確定できてない方、当院の内科専門科のいずれにも該当しない方、担当科が複数にわたり主たる診療科が特定できない方など、専門内科との連携をもとに統合的な内科を行っています。
当院では、2019年10月より24年ぶりに脳神経外科診療を再開しました。すでに地域で実績のある脳神経内科と緊密な連携を図り、脳神経領域一般の疾患を当科と脳神経内科で協力して診療にあたっています。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
020110xx97xxx0 | 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 | 87 | 2.00 | 2.71 | 0.00% | 76.20 | |
020110xx99xxxx | 白内障、水晶体の疾患 手術なし | - | - | 2.61 | - | - |
当科での入院患者さんは、白内障手術適応の方が最も多く87例でした。白内障以外の手術や精密な検査が必要な場合は、神戸アイセンター病院を中心に、患者さんのご希望に沿った病院へ紹介させていただいております。
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均在院日数 (自院) |
平均在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
090010xx010xxx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1 なし | 27 | 11.52 | 10.15 | 0.00% | 72.59 | |
090010xx02xxxx | 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) | 15 | 7.87 | 5.88 | 0.00% | 63.93 | |
090010xx99x0xx | 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 なし | - | - | 9.61 | - | - | |
090010xx97x0xx | 乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2 なし | - | - | 6.37 | - | - | |
090010xx97x7xx | 乳房の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2 7あり | - | - | 24.88 | - | - | |
090020xx97xxxx | 乳房の良性腫瘍 手術あり | - | - | 4.10 | - | - |
当科では、乳房の悪性腫瘍の乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの)の対象症例が最も多く、27例となっています。
乳がんの診断から手術・薬物治療・再発後の治療までの一貫した診療や、さらに、麻酔科、呼吸器内科、循環器内科、糖尿内分泌内科などと院内連携を緊密に図り、リスクのある患者さんも積極的に受け入れ、治療できる体制を整えています。
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 47 | 14 | 15 | 39 | 11 | 1 | 7 | |
大腸癌 | 33 | 39 | 23 | 32 | - | 14 | 1 | 7 |
乳癌 | 17 | 12 | - | - | - | - | 1 | 7 |
肺癌 | 49 | 15 | 34 | 103 | 13 | 55 | 1 | 7 |
肝癌 | - | 15 | 10 | - | 33 | 1 | 7 |
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
5大癌の患者さんについて、初発はUICCのTNMから示される病期分類別の人数を、再発は再発部位によらない期間内の患者数を集計しています。
消化器内科・外科では胃癌、大腸癌、肝癌の患者さんを、呼吸器内科・外科では肺癌の患者さんを多く診療しています。
消化器内科では、内視鏡を用いた診断治療に力を入れており、早期癌に対して内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)治療を標準に積極的に行っています。
外科では、肺癌や直腸癌に対し手術支援ロボットda Vinci(ダヴィンチ)を行い、患者さんのQOLの向上・入院期間の短縮と早期の社会復帰を図っています。
また、III期やIV期の患者さんは特に肺癌、大腸癌、胃癌で多い傾向です。また、肺癌、肝癌については、初発治療後の再発として、入院治療される方の割合が多くなっています。
患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | - | - | - |
中等症 | 64 | 15.42 | 74.63 |
重症 | - | - | - |
超重症 | - | - | - |
不明 | - | - | - |
市中肺炎とは、院外の普段の生活の中で罹患した肺炎のことをいいます。
日本呼吸器学会、成人市中肺炎診療ガイドライン、肺炎重症度分類の定義に基づき、入院時の状態から重症度を決定しています。
当院では中等症の患者さんが大部分を占めており、平均年齢が74.63歳と高齢のため、平均在院日数は15.42日と長いことが分かります。
発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|
3日以内 | 41 | 21.63 | 76.12 | 40.91% |
その他 | - | - | - | - |
脳梗塞での入院患者さんを集計しています。
脳梗塞治療では迅速に治療を行うことがその後の患者さんのADL(日常生活動作)に大きな影響を与えます。当院では緊急に治療が必要な患者さんを常に受け入れることができる体制の確保に努めています。
リハビリ目的で4割の患者さんが転院されていることが分かります。
診療科別に手術件数の多い順に5術式について、患者数、術前日数、術後日数、転院率、平均年齢を集計しています。
一入院期間に複数の手術を行った場合は、主たる手術(一番点数の高い手術)のみをカウントしています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 145 | 1.43 | 5.66 | 2.07% | 65.95 | |
K634 | 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) | 73 | 1.22 | 2.36 | 1.37% | 72.84 | |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | 55 | 3.95 | 10.95 | 7.27% | 76.96 | |
K514-23 | 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) 等 | 43 | 2.30 | 11.09 | 0.00% | 72.40 | |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) | 29 | 0.31 | 3.10 | 0.00% | 29.59 |
当科では、腹腔鏡下胆嚢摘出術が最も多く145例でした。腹部に3~4か所の小切開のもと胆嚢を摘出し、術後5日前後での退院が可能です。
その他、大部分の症例に腹腔鏡下手術を行い、術後の痛みの軽減や早期退院が可能になっています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術(大腿) 等 | 62 | 2.58 | 17.03 | 61.29% | 78.89 | |
K0821 | 人工関節置換術(膝) 等 | 60 | 1.68 | 20.33 | 51.67% | 73.18 | |
K0811 | 人工骨頭挿入術(股) 等 | 28 | 3.39 | 18.93 | 78.57% | 84.86 | |
K0462 | 骨折観血的手術(前腕) 等 | 25 | 2.40 | 9.64 | 20.00% | 68.20 | |
K1423 | 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(後方椎体固定) | 19 | 1.68 | 18.63 | 52.63% | 73.37 |
骨折観血的手術が最も多く62例となっています。骨折部を手術的に開いて直接整復と内固定を行う方法です。
また、大腿骨近位部骨折に対する治療としての人工骨頭挿入術(股)が28例となっており、平均年齢が84.86歳と高齢であることが分かります。
当科では、患者さんによって、人工関節の正確な設置を目的としたコンピューターを使用したナビゲーションシステム手術も行っています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K877-2 | 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 等 | 52 | 1.00 | 5.04 | 0.00% | 53.27 | |
K8882 | 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの) | 32 | 0.84 | 4.25 | 0.00% | 44.50 | |
K877 | 子宮全摘術 | 24 | 1.17 | 6.96 | 0.00% | 51.96 | |
K867 | 子宮頸部(腟部)切除術 | 20 | 1.00 | 1.00 | 0.00% | 37.40 | |
K8654 | 子宮脱手術(腟壁形成手術及び子宮全摘術(腟式、腹式)) | 17 | 1.06 | 6.76 | 0.00% | 72.12 |
最も多い手術は腹腔鏡下腟式子宮全摘術で52例でした。子宮筋腫の方に行うことが多いです。
当科では、子宮、卵巣の悪性疾患から子宮筋腫、卵巣のう腫、骨盤臓器脱(子宮膀胱脱)などの良性腫瘍まで幅広く対応しています。良性疾患に関しては可能な限り内視鏡下手術を行い、麻酔科、手術室の協力を得て緊急手術も内視鏡下に施行しています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K3772 | 口蓋扁桃手術(摘出) | 28 | 1.00 | 6.00 | 0.00% | 29.00 | |
K368 | 扁桃周囲膿瘍切開術 | 19 | 0.00 | 4.26 | 0.00% | 35.47 | |
K340-5 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) | 13 | 1.00 | 5.85 | 0.00% | 63.54 | |
K344 | 経鼻腔的翼突管神経切除術 | - | - | - | - | - | |
K3892 | 声帯ポリープ切除術(直達喉頭鏡によるもの) | - | - | - | - | - | |
K4571 | 耳下腺腫瘍摘出術(耳下腺浅葉摘出術) | - | - | - | - | - | |
K6261 | リンパ節摘出術(長径3センチメートル未満) | - | - | - | - | - | |
K340-4 | 内視鏡下鼻・副鼻腔手術2型(副鼻腔単洞手術) | - | - | - | - | - | |
K3192 | 鼓室形成手術(耳小骨再建術) | - | - | - | - | - |
当科では、口蓋扁桃摘出術28例、扁桃周囲膿瘍切開術が19例でした。平均年齢が20代、30代と若年の方が多いことが特徴です。
また、慢性副鼻腔炎に対する内視鏡手術にはナビゲーションシステムを取り入れ、より完全確実な手術が可能となっています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0072 | 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) | 19 | 0.26 | 7.00 | 0.00% | 79.68 | |
K0053 | 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4㎝以上) 等 | - | - | - | - | - | |
K0063 | 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6㎝以上,12㎝未満) | - | - | - | - | - | |
K0062 | 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3㎝以上,6㎝未満) 等 | - | - | - | - | - | |
K013-22 | 全層植皮術(25以上100未満) | - | - | - | - | - |
皮膚がんに対する皮膚悪性腫瘍切除術が19例と最も多くなっています。単純切除とはリンパ節郭清を伴わない病巣部のみを切除するものです。
高齢化に伴い、皮膚がんの患者さんは多くなっています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K8036イ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) | 170 | 1.69 | 4.79 | 0.59% | 73.75 | |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 35 | 2.69 | 10.43 | 17.14% | 72.26 | |
K773-2 | 腹腔鏡下腎(尿管)悪性腫瘍手術 | 28 | 2.39 | 9.71 | 3.57% | 72.75 | |
K843-4 | 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) | 27 | 2.22 | 11.41 | 0.00% | 68.48 | |
K841-21 | 経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術(ホルミウムレーザー又は倍周波数レーザーを用いるもの) | 25 | 2.68 | 6.68 | 0.00% | 74.36 |
当科では、膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)が170例と最も多くなっています。浸潤性ではない早期の膀胱癌に対し、尿道から手術用内視鏡を挿入して病巣部を切除する手術で、開腹手術に比べて身体的負担が少ないことが特長です。次いで、経尿道的尿管ステント留置術が35例でした。
また、手術支援ロボット(ダヴィンチ)による腹腔鏡下前立腺全摘術を27例を施行しており、今後もより精度の高い手術を患者さんに提供することを目指しています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) | 17 | 2.29 | 4.94 | 11.76% | 75.00 | |
K616 | 四肢の血管拡張術・血栓除去術 | 16 | 1.31 | 4.44 | 0.00% | 72.75 | |
K5972 | ペースメーカー移植術(経静脈電極の場合) | 11 | 5.36 | 7.55 | 0.00% | 78.55 | |
K5492 | 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症に対するもの) | - | - | - | - | - | |
K597-2 | ペースメーカー交換術 | - | - | - | - | - |
救急医療現場における循環器疾患の大きな柱である急性冠症候群や慢性冠動脈疾患に対するPCIはコロナの影響があり減少しています。また、安定冠動脈疾患に対する冠動脈血行再建が生存率に影響しないことが明らかとなり、ステント留置術は減少傾向です(17例)。閉塞性動脈硬化や急性動脈閉塞に対する血管内治療、血栓除去術が16例となっています。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K6121イ | 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純なもの) | 49 | 6.10 | 13.41 | 10.20% | 75.29 | |
K616-41 | 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) | - | - | - | - | - | |
K635-3 | 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 | - | - | - | - | - | |
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) | - | - | - | - | - | |
K719-3 | 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 | - | - | - | - | - | |
K6147 | 血管移植術(その他の動脈) | - | - | - | - | - | |
K0811 | 人工骨頭挿入術(股) | - | - | - | - | - | |
K691-2 | 経皮的肝膿瘍ドレナージ術 | - | - | - | - | - | |
K608-3 | 内シャント血栓除去術 | - | - | - | - | - | |
K607-2 | 血管縫合術(簡単なもの) | - | - | - | - | - | |
K722 | 小腸結腸内視鏡的止血術 | - | - | - | - | - |
慢性腎不全の患者さんの血液透析導入に必要な内シャント設置術が最も多く、49例でした。内シャント設置術は当院外科と連携して施行しています。
また、腹膜透析導入の際には、連続携行式腹膜潅流用カテーテル腹腔内留置術も行っております。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 180 | 3.06 | 7.69 | 5.00% | 78.46 | |
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) | 171 | 0.78 | 1.06 | 0.00% | 70.57 | |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 75 | 0.95 | 7.31 | 17.33% | 73.73 | |
K7212 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル以上) | 55 | 0.75 | 1.64 | 0.00% | 67.45 | |
K6152 | 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) | 42 | 0.98 | 7.69 | 2.38% | 77.36 |
当科では、良性胆管狭窄や閉塞性黄疸に対する内視鏡的胆道ステント留置術が180例と最も多くなっています。十二指腸乳頭から内瘻チューブをステントとして胆管内に留置し、胆汁の流れを良くする手術です。
また、大腸ポリープや大腸腺腫に対する内視鏡的治療(EMR)も多く施行しています。内視鏡下においてスネア状の電子メスを用いて切除する方法です。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K2821ロ | 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) | 87 | 0.00 | 1.00 | 0.00% | 76.20 |
当科では1泊2日で白内障の手術を実施しています。令和3年度の実施は87例でした。
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均術前日数 | 平均術後日数 | 転院率 | 平均年齢 | 患者用パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K4763 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) | 20 | 1.30 | 9.00 | 0.00% | 73.95 | |
K4762 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) | 15 | 1.27 | 5.60 | 0.00% | 63.93 | |
K4765 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの) | - | - | - | - | - | |
K4764 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))) | - | - | - | - | - | |
K4766 | 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施するもの) | - | - | - | - | - | |
K6113 | 抗悪性腫瘍剤動脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 等 | - | - | - | - | - | |
K4742 | 乳腺腫瘍摘出術(長径5センチメートル以上) | - | - | - | - | - |
当科での乳がんに対する手術のうち、最も多いのは乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)で20例でした。腋窩リンパ節転移がない、または可能性の少ないもので、癌の進展範囲が広く、乳房部分切除術が困難な方が対象の手術です。
次いで多いのは、乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)で15例でした。腫瘍を含む乳腺組織を部分的に切除し、乳房を温存する手術法です。
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | 10 | 0.14% |
異なる | - | - | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 34 | 0.48% |
異なる | 21 | 0.29% | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 23 | 0.32% |
異なる | - | - |
重篤な疾患である播種性血管内凝固症候群、敗血症等について、症例数と発症率を集計しています。
入院の契機が「同一」とは、たとえば敗血症の治療を目的に入院し、治療の結果、敗血症が最も医療資源を投入した病名である患者さんのことをいいます。一方、入院の契機が「異なる」とは、ある別の病気で入院したが、入院中に敗血症を発症し、その治療が主な治療となったものをいいます。
今後も、臨床的に根拠のある診断を基に投入された医療資源を勘案して入院費の請求を行うと同時に、手術や処置などは合併症を起こさないように細心の注意を払って施行していきます。起こり得る合併症については、事前に可能な限り患者さんに説明したうえで、手術や処置の施行に同意をいただくよう努めています。
・2022/9/26 病院情報の公開 初回公開
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