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すでに他の病院や診療所にかかっておられる症状に対して、初診で当院の受診を希望される方は、他院からの紹介状をお持ちいただくことをお勧めいたします。なお、当院を他院からの紹介状なしに初診で受診される場合、非紹介患者初診料加算金(選定療養費)として、7,000円(歯科口腔外科のみ5,000円[税込])をご負担いただいております。
皆様のご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。

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こちらから詳細をご確認ください。

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病院情報の公表 INDICATORS

令和5年度病院情報の公開

当院では、DPCデータより全国統一の定義と形式に基づいて以下の10項目について集計を行いました。
このたび、厚生労働省から示された様式を利用し、「病院情報の公表」を公開いたします。

目的

病院情報を公開することで、当院のDPCデータの質の向上とDPCデータの分析力と説明力の向上を目的としています。

集計項目

集計対象

令和5年度に当院を退院された患者さんであり、入院期間中に一般病棟に1回以上入院した方が対象です。また、医療保険適用の患者さんが対象となります。
入院した後24時間以内に死亡した患者さん、または生後1週間以内に死亡した新生児は対象外です。

集計方法

数値が10未満の場合は、「平均在院日数(全国)」以外の患者数等の項目は、すべて ‐(ハイフン)を表記します。

集計結果

年齢階級別退院患者数

年齢区分 0〜 10〜 20〜 30〜 40〜 50〜 60〜 70〜 80〜 90〜
患者数 599 112 199 223 390 687 1,217 2,511 2,156 546

令和5年度に退院された患者さんを10歳刻みの年齢階級別に集計しています。
長田区・兵庫区・須磨区など市街地西部の高齢化率が高いため、60歳以上の患者さんが多くなっています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

各診療科別に患者数の多いDPC診断群分類について、DPCコード、DPC名称、患者数、自院の平均在院日数、全国の平均在院日数、転院率、平均年齢を集計しています。

小児科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 小児食物アレルギー負荷検査 235 1.02 2.12 0.00% 3.03
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害 2500g以上 手術なし 処置2なし 132 6.59 6.07 5.30% 0.00
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 処置2なし 22 4.23 5.86 22.73% 2.91
140010x299x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害 1500g以上2500g未満 手術なし 処置2なし 21 7.24 11.01 9.52% 0.00
040100xxxxx00x 喘息 処置2なし 副傷病なし 20 4.70 6.37 15.00% 3.35

当科ではアレルギー疾患の診療に力を入れており気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、アレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患に対して、ガイドラインに沿った診療を行っています。なかでも、食物アレルギーに関しては食物経口負荷試験(日帰り入院)も実施しており、食物アレルギー小児食物アレルギー負荷検査での入院は235例と最も多くなっております。
また、アレルギー疾患以外にも肺炎や気管支炎、咽頭炎、尿路感染症、胃腸炎などの各種感染症や、熱性痙攣、川崎病などの二次救急レベルの小児内科疾患にも対応しています。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア 15歳以上 鼠径ヘルニア手術等 71 4.69 4.55 0.00% 72.08
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 その他手術あり 処置2なし 副傷病なし 70 12.21 9.89 0.00% 73.46
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 処置1なし 処置2なし 副傷病なし 57 6.40 6.87 1.75% 66.75
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 処置1なし 処置2なし 副傷病なし 56 9.45 8.95 1.79% 73.45
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 胆嚢摘出術等 55 5.62 5.98 0.00% 60.49

当科が担当する疾患は外科全般に及び、消化管・肝胆膵を初めとして肺・乳腺・血管・ヘルニアなど幅広く、時には泌尿器・婦人科などとも協力して手術を行っています。手術術式に関しては、従来の標準術式に加え、積極的に内視鏡下手術を取り入れ、患者のQOL向上・入院期間短縮と早期社会復帰を図っています。なお、当院では手術支援ロボットda Vinci(ダヴィンチ)を導入しており、通常の腹腔鏡手術や開腹手術よりも繊細で緻密な手術が可能です。2023年度では約70例に対しロボット支援下手術を行っております。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 ※人工関節置換術等 91 24.60 25.50 81.32% 82.12
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む) 人工関節置換術等 54 22.61 21.96 59.26% 75.65
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む) 人工関節置換術等 48 20.63 19.55 68.75% 72.06
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む) 手術なし 32 17.38 19.34 53.13% 81.53
070343xx01x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術等 処置2なし 30 22.13 19.94 23.33% 73.47

緊急入院を要する大腿骨近位部骨折の患者さんが77例と最も多くなっており、術後のリハビリテーションに時間を要することが多いため、当院での手術後に約70%の方でリハビリ目的の転院が必要となっています。当院では神戸市内の回復期病床を有する病院との間に連携パスを用いたスムーズな転院が可能なシステムを構築しております。
次いで股関節骨頭壊死や変形性股関節症の股関節疾患53例、変形性膝関節症等の膝関節疾患が49例と昨年より大幅に増加しています。
上記の下肢関節疾患以外にも当科では、四肢・脊椎外傷、脊椎疾患(椎間板ヘルニア、脊椎靭帯骨化症、脊柱管狭窄症等)、手の外科疾患、骨粗鬆症等を得意としています。

産婦人科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 子宮附属器腫瘍摘出術等 39 5.67 6.00 0.00% 45.03
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 37 5.97 5.93 0.00% 47.19
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし カルボプラチン+パクリタキセルあり等 副傷病なし 36 2.6 4.05 0.00% 63.72
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 処置2なし 24 2.64 4.05 0.00% 42.96
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 化学療法ありかつ放射線療法なし 副傷病なし 23 3.04 4.18 0.00% 64.00

当科では卵巣の良性腫瘍が最も多く39例となっております。産科部門では正常妊娠から、内科精神科を中心に院内各科と連携して合併症妊娠まで可能な限り対応しております。産科医は院内に24時間常駐し、出産時の立ち合いと母児の状態悪化時に対応します。婦人科部門では子宮、卵巣の悪性疾患から子宮筋腫、卵巣のう腫、骨盤臓器脱(子宮膀胱脱)などの良性疾患まで幅広く対応しております。

耳鼻咽喉科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 44 7.75 6.02 0.00% 56.16
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 43 7.49 7.53 0.00% 25.42
030240xx01xx0x 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 血管塞栓術等 副傷病なし 28 5.79 7.52 0.00% 37.86
030428xxxxxxxx 突発性難聴 22 9.86 8.55 0.00% 65.05
030390xx99xxxx 顔面神経障害 手術なし 14 10.07 8.71 0.00% 57.29
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 14 5.00 5.51 0.00% 41.36

当科では慢性副鼻腔炎が44例と最も多くなっております。耳科領域、鼻科領域、口腔・咽喉頭領域、頭頚部外科領域など耳鼻咽喉科領域全般に渡って幅広く対応しております。 頭頸部領域では良性腫瘍の他、唾液腺や甲状腺などの悪性腫瘍の手術を行っていますが、放射線治療を要する症例や腫瘍摘出後の再建術を要する症例は他院と連携して治療を行っています。

皮膚科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症 処置1なし 57 9.81 12.88 7.02% 64.28
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術等 処置1なし 27 3.56 3.93 0.00% 61.52
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 23 8.83 9.29 4.35% 71.83
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 処置2なし 17 4.82 7.22 0.00% 77.24
080190xxxxxxxx 脱毛症 - - 3.31 - -

当科では皮膚外科手術を中心に自己免疫疾患、アレルギー疾患、感染症など幅広い疾患を対象としています。疾患によっては神戸大学病院・兵庫県がんセンター・中央市民病院など他院とも協力しながら治療を行います。その他、皮膚症状から全身疾患が見つかることも時々あり、その場合には適切な診療科に紹介させていただいています。

泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 前立腺針生検法 165 2.20 2.44 0.00% 73.89
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用等 処置2なし 111 6.67 6.85 1.80% 76.27
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 82 11.87 13.52 3.66% 77.04
110070xx02xxxx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用+術中血管等描出撮影等 71 6.08 6.78 0.00% 76.70
110070xx97x00x 膀胱腫瘍 その他手術あり 処置2なし 副傷病なし 49 5.20 7.28 0.00% 72.63

当科の外来を訪れる患者さんの代表的な疾患は排尿困難、頻尿、尿失禁などを訴えとする前立腺肥大症、神経因性膀胱などの老年泌尿器疾患です。また、前立腺癌や膀胱癌・腎盂尿管癌の症例も入院患者さんの8割以上を悪性腫瘍が占めています。その他に重症尿路性器感染症の緊急入院患者が多いことも当科の特徴です。2019年から時間外オンコール体制で救急対応するようになり、救急患者対応数は増加しています。

呼吸器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 処置2なし 129 18.81 18.65 12.40% 76.31
040040xx99200x 肺の悪性腫瘍 手術なし 経気管肺生検法等 処置2なし 副傷病なし 112 2.89 2.98 2.68% 74.70
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし 96 22.73 20.60 28.13% 84.97
040120xx99000x 慢性閉塞性肺疾患 手術なし 処置1なし 処置2なし 副傷病なし 49 14.82 13.70 10.20% 74.78
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 処置1なし 処置2なし 46 15.02 13.59 41.30% 78.87

当科で扱う疾患は肺炎などの感染症、肺癌を主とする腫瘍性疾患、COPDや気管支喘息、間質性肺炎、睡眠時無呼吸症候群など多岐にわたっています。肺炎による死亡者数は社会の高齢化に伴い年々増加しています。高齢者の肺炎の多くは誤嚥性肺炎であるとされており、特に当院は神戸市内の高齢化率がトップ3である長田区、兵庫区、須磨区の基幹病院であり、多くの誤嚥性肺炎の患者さんを診療しています。

循環器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900x0 心不全 手術なし 処置1なし 処置2なし 転院以外 58 20.02 17.38 25.86% 81.91
050050xx9910x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 心臓カテーテル法による諸検査等 処置2なし 転院以外 22 3.09 3.05 9.09% 70.45
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈ステント留置術等 処置1なし 処置2なし 20 6.60 4.26 5.00% 75.10
050130xx9910xx 心不全 手術なし 心臓カテーテル法による諸検査等 処置2なし 13 13.38 14.22 7.69% 63.00
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 10 16.20 13.52 20.00% 83.10
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし 10 19.50 20.60 10.00% 82.60

当科では急性期病院として集中治療の必要な急性心筋梗塞や急性心不全の救急患者の入院治療に対応しています。高齢者の心不全入院は年々多くなっており、入院される患者さんで最も多いのが心不全の患者さんです。急性期医療では当院で治療を行い、病状が安定すればかかりつけ医に戻って継続して治療を行います。地域医療機関との連携を深め、在宅医療への支援も行っています。

腎臓内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 処置1なし 処置2なし 68 8.93 11.49 1.47% 72.90
110280xx9901xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 処置1なし 人工腎臓 38 17.92 13.81 5.26% 74.21
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの等 処置2なし 副傷病なし 18 6.28 7.57 0.00% 76.28
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群 手術なし 処置2なし 12 15.25 19.94 0.00% 69.50
110280xx9902xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 処置1なし 腹膜灌流 連続携行式腹膜灌流 11 7.64 8.09 0.00% 74.45

当科では慢性腎臓病や高血圧症を始めとした慢性期疾患からネフローゼ症候群や急速進行性糸球体腎炎、血管炎などの急性期疾患まで幅広く診療を行っております。血液浄化部門では20台の血液透析装置を有し透析患者の透析治療を行っております。患者さんの生活にあった透析治療を提供できることが重要であると考えており、保存期の時点で血液透析・腹膜透析・腎移植の選択を熟考できるよう、相談の場を設けております。

リウマチ・膠原病内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070560xx99x00x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術なし 処置2なし 副傷病なし 17 6.53 14.23 17.65% 47.35
070470xx99x3xx 関節リウマチ 手術なし ヒュミラ等 - - 13.99 - -
070560xx99x70x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術なし ガンマグロブリン 副傷病なし - - 18.46 - -
070470xx99x0xx 関節リウマチ 手術なし 処置2なし - - 15.40 - -
070560xx97xxxx 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術あり - - 34.37 - -

当科では、関節リウマチをはじめ、シェーグレン症候群、全身性エリテマトーデス、強皮症、皮膚筋炎・多発性筋炎、血管炎症候群などの自己免疫および炎症性疾患の診療を行っております。特に関節リウマチにおいては、診察に関節エコーを取り入れ、治療においても生物学的製剤やJAK阻害薬などの最新の治療を積極的に取り入れております。また、リウマチ肺などの関節外症状や、感染症などの合併症に対しては総合病院の特性を生かして各専門分野の医師と連携しながら診療にあたっております。

消化器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 内視鏡的胆道ステント留置術等 処置2なし 副傷病なし 275 6.75 8.75 5.09% 76.12
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術等 211 2.51 2.61 0.00% 71.48
060102xx02xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 内視鏡的消化管止血術等 43 8.60 9.32 2.33% 76.63
060140xx97x0xx 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄(穿孔を伴わないもの) その他手術あり 処置2なし 41 7.59 10.92 7.32% 68.51
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 39 6.97 7.58 0.00% 64.74
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術等 39 7.74 7.61 0.00% 79.28

当科は食道・胃・小腸・大腸までの消化管と、肝臓・胆嚢・胆道・膵臓の実質臓器に生じる疾患を診断治療する診療科です。食道・胃・大腸の早期癌に対しては内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)治療を標準に積極的に行っています。膵胆道系疾患については総胆管結石・胆管炎患者が多く認められ、特に胆管炎を合併した総胆管結石は緊急処置が必要となりますが、当院では24時間オンコール体制での対応を行っております。肝疾患に対しては、B型肝炎やC型肝炎、肝硬変、肝癌の診断治療を行っています。地域医療機関とも十分な連携を行い、積極的な肝炎患者の掘り起こしと肝炎進行防止、肝癌早期発見に努めています。

糖尿病・内分泌内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く) インスリン製剤(注射薬に限る) 56 12.66 13.99 1.79% 70.13
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 処置2なし 副傷病なし 19 10.21 13.15 10.53% 53.74
10007xxxxxx0xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く) 処置2なし 13 8.77 10.66 0.00% 63.46
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし 12 17.42 20.60 25.00% 89.67
10006xxxxxx1xx 1型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く) インスリン製剤(注射薬に限る) - - 13.31 - -

当科では1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病(1型を含む)その他すべての病態に対応しており、インスリンポンプ診療(CSII)、リブレをはじめとした持続血糖測定を含め、最善の診療を行っています。糖尿病には高血圧症、脂質異常症、肥満症をはじめとする生活習慣病だけでなく、動脈硬化疾患や各種悪性疾患をともなうことが多く、内科全般の幅広い診療を行っています。また、他科に入院される糖尿病の患者さんに対しても血糖管理を中心に関わることが多く、平均的に当科では全入院患者の約1割を併診しています。

総合内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 37 11.97 13.52 21.62% 78.68
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 処置2なし 35 17.66 20.60 42.86% 82.34
180010x0xxx0xx 敗血症 1歳以上 処置2なし 20 18.60 20.03 35.00% 79.90
100393xx99xxxx その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 手術なし 12 12.00 10.25 33.33% 72.42
100391xxxxxxxx 低カリウム血症 11 18.36 13.05 9.09% 70.82

医学の専門化、細分化が進められてきた中で、高齢化に伴い多疾患に罹患している患者さんが増えたことにより、各専門医による患者さんの疾患管理が難しくなっています。その流れの中で専門内科との連携をもとに統合的に内科診療を行う「総合内科」が生まれてきました。診断がついていないために担当科を限定できない患者さんや担当科が特定できない症候を有する患者さん、担当科が複数にわたり主たる治療科が特定できない患者さん等の診療を行っています。

乳腺外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術等 処置1なし 35 12.17 9.88 2.86% 74.00
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない) 23 7.48 5.64 0.00% 69.30
090010xx99x80x 乳房の悪性腫瘍 手術なし パージェタ 副傷病なし - - 3.55 - -
090010xx99x0xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 処置2なし - - 9.69 - -
090020xx97xxxx 乳房の良性腫瘍 手術あり - - 4.00 - -

当科では乳房の悪性腫瘍の乳房切除術等の対象症例が最も多く、35例となっています。乳がんの治療は外科療法、薬物療法、放射線療法であり、これらの治療方法の最適な組合せを患者さんに提示するとともに、患者さんのご意見や価値観を考慮した上で治療方針を決定しています。また、抗がん薬の有効性を予測し、薬物療法をより効果的に行う為、オンコタイプDX他、様々な遺伝子検査についても導入しています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 53 17 17 42 - 15 1 8,7
大腸癌 22 52 68 65 20 46 1 8,7
乳癌 23 29 - - - - 1 8
肺癌 57 15 38 94 114 77 1 8,7
肝癌 - 11 12 - - 48 1 8,7

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

5大癌の患者さんについて、初発はUICCのTNMから示される病期分類別の人数を、再発は再発部位によらない期間内の患者数を集計しています。

消化器内科・外科では胃癌、大腸癌、肝癌の患者さんを、呼吸器内科・外科では肺癌の患者さんを多く診療しています。
消化器内科では、内視鏡を用いた診断治療に力を入れており、胃・大腸の早期癌に対して内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)治療を積極的に行っています。外科では手術以外の術前・術後化学療法などの集学的治療にも積極的に取り組み、患者さんの生存期間の延長やQOL向上に努めています。さらに、当院では手術支援ロボットda Vinci(ダヴィンチ)が導入されており、患者さんへの体への負担軽減、手術の安全性の向上につながっています。
また、Ⅲ期やⅣ期の患者さんは特に肺癌、大腸癌、胃癌で多い傾向です。肺癌、肝癌については、初発治療後の再発として入院治療される方の割合が多くなっています。

成人市中肺炎の重症度別患者数等

患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 22 10.18 57.77
中等症 140 13.71 75.29
重症 30 21.13 84.30
超重症 - - -
不明 - - -

市中肺炎とは、院外の普段の生活の中で罹患した肺炎のことをいいます。
日本呼吸器学会、成人市中肺炎診療ガイドライン、肺炎重症度分類の定義に基づき、入院時の状態から重症度を決定しています。
当院では中等症の患者さんが大部分を占めており、平均年齢が75.29歳と高齢のため、平均在院日数は13.71日と長いことが分かります。

脳梗塞の患者数等

発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 33 24.18 76.06 39.02%
その他 - - - -

脳梗塞での入院患者さんを集計しています。
脳梗塞治療では迅速に治療を行うことがその後の患者さんのADL(日常生活動作)に大きな影響を与えます。当院では緊急に治療が必要な患者さんを常に受け入れることができる体制の確保に努めています。
リハビリ目的で4割の患者さんが転院されていることが分かります。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

診療科別に手術件数の多い順に5術式について、患者数、術前日数、術後日数、転院率、平均年齢を集計しています。
一入院期間に複数の手術を行った場合は、主たる手術(一番点数の高い手術)のみをカウントしています。

外科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 129 0.72 4.80 0.00% 64.71
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 61 1.15 2.56 0.00% 72.18
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの)(内視鏡手術用支援機器を用いて行った場合) 等 44 1.89 8.84 0.00% 72.09
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 43 0.47 3.19 0.00% 39.26
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 等 43 3.51 12.37 2.33% 75.19

当科では腹腔鏡下胆嚢摘出術が最も多く129症例となっています。腹腔鏡手術とは腹部に3~4か所の小さな穴をあけ、そこから内視鏡や手術器具を挿入しモニターをみながら手術する方法です。痛みが少なく傷が目立たないなど、患者さんにとってメリットのとても多い手術です。当科では大部分の症例に腹腔鏡下手術を行い、術後の痛みの軽減や早期退院が可能となっています。
※K740-2 腹腔鏡下直腸切除・切断術については昨年度42件(うち、ロボット手術は33件)実績あり。結腸癌に対する手術は全体で85件の実績あり。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術(膝) 等 101 1.86 19.43 65.35% 74.01
K0461 骨折観血的手術(大腿) 等 78 4.41 16.99 62.82% 77.46
K0462 骨折観血的手術(前腕) 等 51 1.92 8.63 19.61% 63.84
K0811 人工骨頭挿入術(股) 等 43 4.63 19.30 86.05% 82.74
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。)(後方椎体固定) 34 2.68 20.15 44.12% 75.71

当科では人工関節置換術が最も多く101症例となっています。関節の軟骨がすり減るなど関節の変形が進んだ症状として、痛んだり動きが悪くなった関節を人工関節に置き換える手術方法です。また、近年多い高齢者の大腿骨近位部骨折に対する骨折観血的手術や人工骨頭挿入術では、患者さんの平均年齢が約80歳と他の手術よりも高齢であるというデータが出ています。

産婦人科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 等 48 1.00 4.33 0.00% 49.52
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの) 42 0.90 3.83 0.00% 43.83
K867 子宮頸部(腟部)切除術 23 1.00 1.04 0.00% 43.17
K877 子宮全摘術 17 1.00 6.59 0.00% 48.35
K879 子宮悪性腫瘍手術 16 0.94 11.19 6.25% 62.69

当科では腹腔鏡下膣式子宮全摘術が最も多く48例となっています。この手術の対象疾患としては子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣嚢腫等の良性子宮疾患です。
良性疾患に関しては可能な限り内視鏡下手術を行い、麻酔科、手術室の協力を得て緊急手術も内視鏡下に施行しております。また、これまでの腹腔鏡下手術に加えて2019年12月より手術支援ロボットda Vinci(ダヴィンチ)によるロボット支援下手術を開始し2020年度より施設認定を受けました。ロボット支援下手術ではこれまで60例を超える子宮全摘術を行っています。

耳鼻咽喉科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 39 1.08 5.92 0.00% 25.49
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 26 0.00 4.58 0.00% 36.54
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術4型(汎副鼻腔手術) 21 1.00 6.00 0.00% 59.57
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 21 1.00 5.48 0.00% 54.05
K344 経鼻腔的翼突管神経切除術 10 1.00 5.90 0.00% 33.70

当科では口蓋扁桃手術が39例、扁桃周囲膿瘍切開術が26例となっています。平均年齢はそれぞれ25歳、36歳と若年層の患者さんが多い傾向です。鼻科領域では大半の手術を内視鏡下に行っています。副鼻腔炎の手術では内視鏡とともにナビゲーションシステムを導入することにより、より正確で安全な手術が可能になりました。また、耳科領域の手術でも最近は内視鏡を用いるようになり、より正確で低侵襲な手術が可能となっています。

皮膚科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 18 0.00 2.78 0.00% 77.67
K0053 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径4㎝以上) 10 0.10 2.20 0.00% 67.90
K0063 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径6㎝以上,12㎝未満) - - - - -
K0061 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部以外)(長径3㎝未満) - - - - -
K0052 皮膚,皮下腫瘍摘出術(露出部)(長径2㎝以上,4㎝未満) 等 - - - - -

泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 178 1.66 4.07 1.12% 75.82
K800-2 経尿道的電気凝固術 50 1.22 2.98 0.00% 72.98
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 44 3.14 8.75 29.55% 77.32
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 42 1.24 9.26 0.00% 71.33
K841-21 経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術(ホルミウムレーザー又は倍周波数レーザーを用いるもの) 38 1.21 4.61 0.00% 74.03

当科では膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的)が最も多く178例となっております。膀胱内に発生した腫瘍や癌を内視鏡を使って逆行性に膀胱を観察し切除する手術方法です。2022年4月から最新鋭の機種である手術支援ロボットda Vinci(ダヴィンチ)Xiを導入しており、精度の高い手術を提供することを目指しています。緊急手術の実績としては外傷性膀胱破裂、精巣破裂、精索捻転に対する修復術など多岐にわたっています。また、前立腺癌、膀胱癌の手術療法においては排尿機能、性機能が可及的に温存できるような手術術式を採用し、良好な治療成績が得られています。

循環器内科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他のもの) 17 2.06 4.00 0.00% 74.76
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 11 1.45 2.18 0.00% 75.36
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極の場合) - - - - -
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症に対するもの) - - - - -
K5463 経皮的冠動脈形成術(その他のもの) - - - - -
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) - - - - -

当科では経皮的冠動脈ステント留置術が最も多くなり17例となっています。動脈硬化等により細くなったり、つまったりして血液の流れが悪くなり、心臓の筋肉にエネルギーを十分に供給できなくなった状態の冠動脈に、金属製のステントと呼ばれる支持物を留置し血流を再開させる治療法です。代表的な疾患に狭心症と心筋梗塞があります。通常は薬物療法を行った上で手術治療を選択します。カテーテル治療の場合、循環器内科が担当します。冠動脈バイパス手術を要する場合は近隣の神戸大学病院もしくは神戸市立医療センター中央市民病院にて手術を行います。

腎臓内科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純なもの) 28 4.54 14.18 14.29% 76.00
K654 内視鏡的消化管止血術 - - - - -
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 - - - - -
K775 経皮的腎(腎盂)瘻造設術 - - - - -
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術(初回) - - - - -
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 - - - - -
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) - - - - -

当科では末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)が最も多く28例となっております。内シャント造設術は末期腎不全の患者さんに対して透析導入のために行う手術です。腹膜還流用カテーテル腹腔内留置術については、当院では外科と連携しながら行っています。

消化器内科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 259 2.41 7.59 13.51% 77.77
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル未満) 167 0.32 1.26 0.00% 72.65
K654 内視鏡的消化管止血術 62 1.32 8.27 11.29% 71.45
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2センチメートル以上) 55 0.42 1.89 0.00% 69.45
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 53 1.40 5.68 3.77% 75.89

当科では内視鏡的胆道ステント留置術が最も多く259例でした。次いで内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(2cm未満)が167例でした。大腸ポリープに対しては、小さいポリープは外来検査時にその場で治療や外来で治療を行い、大きいポリープや悪性の疑われるポリープに対しては短期入院での治療を病態に応じて選択し行っています。消化性潰瘍や食道静脈瘤などによる上部消化管出血や、大腸憩室出血等の下部消化管出血の救急疾患に対しては、24時間オンコール体制をとって緊急内視鏡止血術を行い、地域の救急医療の重要な役割を担っています。

乳腺外科

Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) 25 1.16 6.08 0.00% 69.80
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)) 21 1.29 9.81 4.76% 74.71
K4765 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの) - - - - - -
K4764 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))) - - - - - -
K4742 乳腺腫瘍摘出術(長径5センチメートル以上) - - - - - -

当科では乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)が最も多く25例でした。乳房の癌細胞が最初にたどり着くとされる腋窩部のリンパ節に転移が認められない場合に行われることが多い術式です。病態の進行度にもよりますが当院では病理医師との連携により手術中に乳がんの広がりを予測することができ、より確実な乳房温存術が可能です。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 17 0.20%
180010 敗血症 同一 41 0.47%
異なる 52 0.60%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 30 0.35%
異なる 11 0.13%

重篤な疾患である播種性血管内凝固症候群、敗血症等について、症例数と発症率を集計しています。

入院の契機が「同一」とは、たとえば敗血症の治療を目的に入院し、治療の結果、敗血症が最も医療資源を投入した病名である患者さんのことをいいます。一方、入院の契機が「異なる」とは、ある別の病気で入院したが、入院中に敗血症を発症し、その治療が主な治療となったものをいいます。
今後も、臨床的に根拠のある診断を基に投入された医療資源を勘案して入院費の請求を行うと同時に、手術や処置などは合併症を起こさないように細心の注意を払って施行していきます。起こり得る合併症については、事前に可能な限り患者さんに説明したうえで、手術や処置の施行に同意をいただくよう努めています。

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率

肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した退院患者数
(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数
(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
1,315 1,226 93.23%

血液培養2セット実施率

血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
4,133 3,673 88.87%

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率

広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
468 401 85.68%

更新履歴

・2024/9/28 病院情報の公開 初回公開

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神戸市長田区一番町2丁目4番地
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Fax:078-576-5358(代表)/ 078-579-1943(病診連携室)

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