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皆様のご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
※2022年10月から、当院の選定療養費が変わります。詳しくはこちらをご覧ください。

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ドクターインタビューINTERVIEW

「あきらめない治療」をモットーに女性の健康を守る

乳腺外科 部長 三瀬 昌宏

乳腺外科 部長 三瀬 昌宏

乳がんの治療が大きく進化する中、乳腺外科がモットーとするのは「あきらめない治療」。患者さんの人生を長く楽しいものにするために、いい意味でしつこく、一人ひとりに最適な治療を目指しています。治療の現状や患者さんに対する思いについて、乳腺外科部長・三瀬昌宏先生に詳しくお聞きしました。

どんな患者さんが乳腺外科を受診されているのですか?

当科を受診される方の多くは乳がんの患者さんです。当院周辺地域ではご高齢で基礎疾患を持つ方が多く、かかりつけ医に乳房のしこりなどの症状を相談してこちらに紹介される方が多いと思います。乳がんは50歳前後で発症しやすいと言われてきたため「高齢になると乳がんになりにくい」と思うかもしれませんが、高齢化の影響でしょうか、最近は高齢の患者さんが顕著に増えたと感じています。

線維腺腫や葉状腫瘍など、良性腫瘍の患者さんもいらっしゃいます。葉状腫瘍は生検を行っても良性・悪性の診断が非常に難しく、現時点では良性でも、将来的には悪性になることがあります。厳重にフォローしつつ、万一大きくなった場合は速やかに治療する必要があります。一方、線維腺腫についてはある程度大きくなれば切除対象となることもありますが、小さいうちは頻繁なフォローが必須ではありません。当院のような基幹病院では乳がんをしっかり診療することも重要であるため、最近ではこれらの良性疾患のフォローは乳腺クリニックにお願いすることも増えています。

診療においてモットーとしていることを教えてください

乳腺外科は「患者さんと一緒に戦う診療科」という位置づけで、内科と外科の両方を担当し、外科療法と薬物療法、放射線療法を行っています。モットーは「決してあきらめない治療」です。私たちの願いは、最先端の検査・治療をできる限り取り入れながら、患者さんに少しでも健康で長く楽しい人生を送っていただくこと、ただそれだけです。その希望に向けて、あきらめることなく全力を尽くしています。

原則からいうとステージ4の乳がんは完治するのが困難だと言われていますが、他のがんと比べれば長く生きる可能性も秘めています。日進月歩で新しい治療薬が登場し、日常生活を楽しみながら長く生きることが可能になりつつあるのです。実際、当院でもステージ4で10年以上経過を見ている方がおられます。最近では、若い女性のトリプルネガティブ乳がんのように効果的な治療薬が少ないタイプでも、半数近くは免疫チェックポイント阻害剤の適応があることが分かっています。「ステージ4だからもうダメだ」という考え方は捨て、「ステージ4だけど治る可能性に賭けよう」と前向きになれるよう、いい意味でしつこい治療を目指しています。遺伝子パネル検査のように当院で行っていない検査・治療も一部ありますが、中央市民病院や兵庫県立がんセンター、神戸大学などと連携しているので、ご希望があれば速やかにご紹介します。

乳がんの手術に関しては乳房温存が可能かどうかを気にする患者さんも多いと思います。この点についてどうお考えですか?

乳房温存率の高い医療機関を取り上げる記事をよく目にしますが、乳房温存率が高ければ、イコール良い病院だとは言いがたいと考えています。無理をして温存すれば局所再発する確率が上がるわけですから、その可能性を少しでも下げるためにはきっちり切除することが重要です。とはいえ、広い範囲を切除すればどうしても整容性が損なわれます。そのバランスをうまく取るために、治療方針を決める際、私たちは病理医や画像診断医と密な連携を取っています。

抗がん剤によってある程度がんを縮小させた上で手術を行うこともありますが、それでも整容性を保つのが難しい場合は乳房再建を行うほうがいいのではないかと思います。2022年1月現在、当院は乳房再建に対応していませんが、再建を希望される方には速やかに可能な医療機関をご紹介します。なお、インプラントによる乳房再建については近い将来に、自家再建に関しては2028年の新病院開院を目途として、早めに対応できるよう整備する予定です。

患者さんと接する際はデリケートなコミュニケーションを要することも多いと思いますが、どんなことを心がけていますか?

世間では「乳がんは恐いがん」というイメージが浸透しているので、その不安を少しでも和らげることが第一です。しかし、乳がんの患者さんのほとんどは女性で、お子さんや家庭のことなど、病気以外にも不安要素をお持ちです。そのため、いかに男性医師が誠意を持って接しても患者さんのお気持ちに寄り添うには限界もあります。

そんなとき頼りになるのが女性スタッフです。2022年4月には専攻医の女性医師も正規医師として加わる予定なので、さらにフォロー体制が強化できることと思います。また、看護師による手厚いフォローも当科の強みです。外来でも看護師が積極的にメンタル面のケアにあたり、患者さんの不安を軽減するよう努めています。

乳がんの薬物療法では副作用が心配です。どんな体制でサポートしているのですか?

乳がんの患者さんの生命予後を改善する上で、カギの1つとなるのが薬剤による全身治療です。当院では新薬を迅速に取り入れていますが、分子標的薬など新しいタイプの薬剤は効果が高い一方で、頻度は高くないものの重篤な副作用もあり、異変があれば早期に察知しなければなりません。その際に強力にバックアップしてくれるのが、豊富な知識を備える薬剤師です。当院には薬剤部にも治療をサポートする外来があり、チーム医療が非常にしっかりしていると自負しています。医師および看護師に加え、薬剤師からもチェックをかけるという三重のチェック体制を取り、治療の幅を広げています。

薬剤に関しては、門前薬局との薬薬連携にも力を入れています。どの患者さんにどの薬剤を処方しているかを門前薬局と共有し、有害事象を少しでも早期に発見するよう努めています。この連携によって薬剤性の間質性肺炎などの重篤な副作用を早期に発見できた例もあり、非常に有効なメソッドなのです。今後は近隣の薬局とも会合を持ち、同様の体制を実現したいと思っています。

治療には患者さん側の協力も欠かせません。患者さんに知っておいてほしいことがあればお聞かせください 。

ご高齢の患者さんの場合、体調に異変が生じても連絡が遅れてしまうことがあります。些細なことでも構わないので、体調面でいつもと違うと感じることがあれば早めにご連絡ください。

ただし、私たちから治療や薬について詳しく説明しても、お一人で聞くだけでは頭にしっかりと残らない可能性があります。副作用のある薬の場合は薬剤師からも時間をかけて説明しますが、患者さんご自身もお一人では不安なことが多いのではないでしょうか。安心して療養生活を送っていただくためには、説明をスムーズに理解していただくことも大切です。難しいこともあるとは思いますが、可能な範囲でご家族も同席するなどご協力くだされば幸いです。

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