市民病院機構は、「市民の生命と健康を守る」という使命のもとに、「臨床実践に強いナース」の育成をめざしています。神戸市立医療センター西市民病院では、患者さん中心のやさしさとぬくもりのある質の高い看護を提供するために、ジェネラリストの育成を大事にしています。一人ひとりの看護職員が目標をもって、自己の能力やライフステージに応じてキャリア開発できるように、教育プログラムを企画し組織的にサポートしていきたいと考えています。
病院・看護部の理念をもとに、倫理的感受性をそなえた
臨床実践に強い看護職を育成する
神戸市民病院群では、臨床実践能力を高めるために、クリニカルラダーを導入しています。「看護師のクリニカルラダー(日本看護協会版)」を活用したクリニカルラダーAと、組織的役割遂行能力、自己教育・研究能力を表すクリニカルラダーBで構成されています。一人ひとりの看護職員が専門職業人として成長できるよう支援しています。
一緒に成長する、充実の教育システム
新卒後3年間は、臨床実践の基礎を身につけるための基礎研修期間と考えて力を入れています。看護職員全員で新人をサポートする屋根瓦方式を取り入れています。
研修内容に応じてナーシングスキル®でWeb(オンデマンド)研修と集合研修を組み合わせた研修を行い、実践とつながるように支援しています。基礎研修は、クリニカルラダーのステップⅡ達成を目指しています。
基礎的な知識と技術の習得を集合研修と所属部署のOJTで学びます。色々な不安や悩みを抱え込む時期だからこそ、師長・主任・プリセプター・教育担当者など、スタッフ全員でサポートします。集合研修はほぼ毎月開催しており、同期と共有する時間も大切にしながら成長を目指します。
2021年度からは、4月1か月間「病院に慣れる」を目標に現場にソフトランディングできるよう集合研修を実施しています。
技術研修は部署の先輩と小人数でグループ演習、技術以外にも安全や災害、NST、メンタルヘルスなどの研修もあります。その他、薬剤部や栄養科、リハビリなど院内の他部門見学研修や病棟夜勤体験など病院全体で新人をサポートしています。
1か月の研修の間は、毎日グループメンバーを変更して、同期の仲間づくりにつながっています。
下記は、2023年度の実施内容です。
研修で学んだ知識と技術を、受け持ち患者の看護に活かせることを目指します。
患者の全体像をとらえ、個別的で継続性のある看護が実践でき、自己の看護観を見出せることを目指します。
基礎研修終了後、クリニカルラダーの4つの能力や段階別に合わせた研修内容を企画しています。臨床現場に活かせる知識・技術の習得をしてステップアップを目指したり、日頃感じる疑問や役割課題を解決できるようにする研修です。専門看護師や認定看護師が主催する研修もあります。
臨床実践研修 |
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組織で働く力 |
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倫理を考える力 |
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教育・キャリアを開発する力 |
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<学会・研究会の参加>
条件を満たせば職務として参加することができます。
看護協会主催で興味のある研修や、看護関連学会に参加するための研修費の補助があります。
<法人本部主催研修>
採用8年目・在職10年目/15年目院外研修があります。
<キャリアアップを目指す人へ>
専門看護師や認定看護師などスペシャリストを目指す人に出張や休職扱いで進学できる支援制度があります。在職5年以上の方を対象に看護大学編入学・大学院留学制度、在職3年以上を対象に助産師学校留学・長期留学・短期国内派遣制度などがあります。
また、神戸市看護大学および大学院で開講している一部の講義を無料で聴講することができます。
〒653-0013
神戸市長田区一番町2丁目4番地
地図で見る Tel: 078-576-5251
Fax:078-576-5358(代表)/ 078-579-1943(病診連携室)
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