専門看護師とは、特定の専門看護分野で水準の高い看護を効率よく提供するための知識と技術を深め、卓越した看護を実践できる者として、日本看護協会の認定を受けた看護師のことをいいます。
専門看護師は、専門看護分野において「実践・相談・調整・倫理調整・倫理調整・研究」の6つの役割を果たし、看護の質の向上に努めています。
認定看護師とはある特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を有する者として、日本看護協会の認定を受けた看護師のことをいいます。
認定看護師は、特定の看護分野における熟練した看護技術及び知識を用いて、「実践・指導・相談」の3つの役割を果たし、看護の質の向上に努めています。
西市民病院には5分野7名の専門看護師と、9分野11名の認定看護師が、部署に所属したり、横断的にあらゆる病棟に出向いて活動しています。(令和4年4月1日現在)
スペシャリストを選択:
治療を受ける患者さんの苦痛は何か、どうすればより安楽に過ごせるかを考え、また患者さんやご家族の意向に添える看護ができるように、看護職者の相談にのったり教育をしたりしています。
急性期の患者さんに対する看護の役割の重要性を感じてその看護を深めたいと考えたことがきっかけです。
急性期の治療は苦痛を伴うこともありますが、患者さんが少しでも早く日常を取り戻せるように支援していきたいと思います。
サブスペシャリティは糖尿病です。私が勤務する病棟は糖尿病教育入院の専門病棟です。患者さんがその人らしく前向きに生活を送ることができるように、多職種と協働し、支援しています。
もっとたくさんの患者さんの役に立ちたいと思ったからです。
慢性疾患を持つ患者さんを理解し、病気と上手く付き合っていけるようにサポートしたいと思っています。
認知症がある人が地域で暮らし続けられるような支援、入院が高齢患者さんにとって連続した生活の一部分となるような活動を目指しています。高齢者の見方を増やし、ご本人の体験に近づけるよう、スタッフのみなさんと一緒に考えることを大切にしています。
認知症のある患者さんの苦悩を目のあたりにして悩み、無力さを感じたときに、CNSが一緒に悩み考え続けてくれました。患者さんに関心を持ち続け、あきらめずにケアを生み出していく姿を見て、そのようなスペシャリストになりたいと思いました。
高齢者を一人の人としてとらえられるよう、一緒に考えていきたいと思います。
疾患や年齢を問わず、望む場所でその人らしく生活できるように、今後を見据えた在宅療養支援を行っています。特に急性期病院では、見落としがちな「生活者」の視点を院内の医療者が持てるよう働きかけたり、ACPの普及、タイムリーな多職種間連携【つなぐ】役割を意識して活動しています。
退院支援をしながら困難なケースに出会うたび、これまでの臨床経験だけを頼りに地域の 医療介護の方々に無理を言って助けてもらいながら、やってきました。そんな中で自分の知識やマネジメント力の引き出しを増やしたい、経験だけでなく在宅看護学を学び現場に活用したいと思ったからです。
病院・地域の垣根を越えて「地域全体が一つのチーム」になれるよう、その一端を担っていけたらなと思っています。
Wound(創傷)ostomy(ストーマ)continence(排泄ケア)を専門としています。院内外の看護職員に対してストーマケアや褥瘡ケアの指導・実践を行い、これらの領域で困っている方が安全で快適な生活が送れるようにケアを行います。また、難治性潰瘍や排泄障害などに対し、多職種と協働し、専門的ケアを提供します。
自分がステップアップすることで、患者さんにより良いケアを提供したいと考えました。
実際に資格をとってみて、今まで解決できなかった問題を解決でき、改善していく過程を実感しています。患者さんと一緒に喜べることがやりがいに繋がっています。
緩和ケアチームの一員として、病気からくる痛みや苦しさ等の辛さに対して、医師や薬剤師、栄養士、理学療法士等と協力し合って、患者さんやご家族をサポートしています。
がんの耐え難い痛みに苦しんでいた患者さんの姿を目の当たりにして、自分に何かできることはないのかと思ったことです。
微力ながら、病気と闘っている患者さんやご家族の力になれたらと思い頑張っています。
多様な苦痛を持つ患者とその家族に対し、寄り添い、最期の瞬間まで穏やかでその人が希望する生活ができるよう全人的視点にたったケアを心がけています。特に看取りのケアについては、患者にできる無二のケアとして看護師としての姿勢や技術指導も行っています。
身体的・精神的苦痛を持ちながら亡くなっていったがん患者を受け持ち、医師の指示を待つのではなく、自らが症状マネジメントに対する知識と技術を身につけたいと思ったことです。
急性期病院であっても、いや急性期病院だからこそ患者とその家族に温かい緩和ケアが必要だと思っています。
外来で、禁煙や在宅酸素療法、吸入療法などの指導をしています。
病棟で勤務していた時、在宅酸素療法を開始する患者さんを担当する中で、より患者さんの生活に合った指導ができるようになりたいと思い、認定看護師を志しました。
慢性呼吸器疾患の患者さんが少しでも息切れの少ない生活を送ることができるようにサポートさせていただきます。
感染の予防と拡大防止を目指し、多職種でチームを組んで活動しています。院内をラウンドして、日常の感染対策の実施状況を確認し、現場の意見を聞きながら提供される対策の指導、相談を受けています。また、感染予防行動の普及のため、地域への教育活動も行っています。
病棟で初めての腎移植が行われる際に、病室の準備から看護ケアに携わり、人・物・環境のすべてが感染防止に繋がることを認識し、感染対策の奥深さを感じました。そして、根拠のあるケアを提供したいと思ったからです。
「なぜ?」「どうして?」と疑問を持って、1つ1つ解決していくことがステップアップに繋がると思います。感染対策で悩んだ時は、みんなで一緒に考えながら解決できるようサポートします。
認知症患者さんやご家族を包括的に理解し、認知症患者さんが安心して治療が受けられ、大切にされていると実感できる看護を目指して活動しています。実践を通じてモデルを担い、多職種と共働し、看護職の相談や指導も行うなど組織横断的に活動しています。
自分の思いをうまく伝えることが難しい認知症患者さんに対して、その人を大切にしたより良い看護を提供したいと思い、認知症看護認定看護師を目指しました。
認知症患者さんが安心して治療を受けられ、住み慣れた場所に帰ることができるよう支援していきたいと思います。
がん化学療法を受ける患者さんが、安心して安全に治療が受けられるように、患者さんへの副作用のフォローはもちろんのこと、院内の看護師や医師、薬剤師と協働して安全な化学療法になるように活動しています。
がん化学療法を受ける患者さんの多い部署で勤務していた頃に、看護師が化学療法についての知識があれば、さらに良い看護ができるのではないかと思ったため。
がん化学療法を受けている患者さんやそのご家族が安心して治療が継続できるようにサポートします。またがん患者さんの療養について、なんでもご相談ください!
患者さんに対し、常に最悪のシナリオを想定しながら予測をもった看護が行えるよう、実践を通して病棟スタッフに働きかけを行っています。
3年目の時に予期せぬ急変にあたり、何も出来ず悔しい思いをし、もう二度とこんな思いをしたくないし、後輩たちにもこんな思いをしてほしくないと思ったことがきっかけです。
「患者さんを看る時は頭の先から足の先まで」予期せぬ急変がおこらないよう、「あれ?おかしいな」と思った時には相談してください。その「あれ?おかしいな」はとても大切な気づきです!患者さんによりよい看護が行えるよう一緒に考え実践していきましょう。
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Fax:078-576-5358(代表)/ 078-579-1943(病診連携室)
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