食道がんの検査では、まず食道がんを確定するための検査として食道内視鏡検査を行います。粘膜の色や凹凸などを直接観察し、異常な部分の組織を採取し、顕微鏡でがん細胞の有無を確認して、がんを確定します。さらに、がんの位置や広がり、数、深さも確認します。その際には画像に映るがんを際立たせて、広がりや深さを診断しやすくするために、特殊な色素(ルゴール液)を粘膜に散布し、NBIという特殊な波長の光を使用します。その後治療方針を決めるためにCT検査、MRI検査、PET検査、超音波検査、超音波内視鏡検査などを行い、がんの進行度を診断します。病期は、がんが食道壁のどの深さまで広がっているかを示すT因子、リンパ節転移の程度を示すN因子、別の臓器への転移の有無を示すM因子の組み合わせによりステージ0期からステージⅣ期に決まります。
食道がんの検査では、まず食道がんを確定するための検査として食道内視鏡検査を行います。粘膜の色や凹凸などを直接観察し、異常な部分の組織を採取し、顕微鏡でがん細胞の有無を確認して、がんを確定します。さらに、がんの位置や広がり、数、深さも確認します。その際には画像に映るがんを際立たせて、広がりや深さを診断しやすくするために、特殊な色素(ルゴール液)を粘膜に散布し、NBIという特殊な波長の光を使用します。その後治療方針を決めるためにCT検査、MRI検査、PET検査、超音波検査、超音波内視鏡検査などを行い、がんの進行度を診断します。病期は、がんが食道壁のどの深さまで広がっているかを示すT因子、リンパ節転移の程度を示すN因子、別の臓器への転移の有無を示すM因子の組み合わせによりステージ0期からステージⅣ期に決まります。
食道がんの治療には、大きく分けて内視鏡的切除術、手術、放射線治療、薬物療法(化学療法)の4つがあります。それぞれの治療法の特長を生かしながら、単独または組み合わせた治療を行います。当科ではリンパ節転移のない0期の早期食道癌に対しての内視鏡治療と、遠隔転移を認めるⅣ期の食道がんに対して化学療法を行っています。内視鏡治療は、食道内視鏡を用いて食道の内側からがんを切除する方法です。切除方法には、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)と内視鏡的粘膜切除術(EMR)の2つがありますが、当科ではESDを積極的に行っています。切除された食道がんを含む組織は、顕微鏡で詳細に調べ、治療後にがんが残っている可能性や、リンパ節転移の可能性が高いと判断された場合は、手術や化学放射線療法などを追加して行うことがあります。
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
内視鏡的粘膜切除術(EMR)
〒653-0013
神戸市長田区一番町2丁目4番地
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Fax:078-576-5358(代表)/ 078-579-1943(病診連携室)
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