体を守るはずの免疫反応(ウイルスや細菌などの異物が侵入してきたときに、攻撃・排除する働き)が、食物などの本来は体に害を与えない物質も異物と判断し、免疫反応が過敏に働くことによって、引き起こされます。その結果、じんま疹やかゆみ、咳などの症状が出現します。
低年齢に多く、0歳から2歳までが60%を占めるという報告があります。食物アレルギーは、乳児から幼児早期の食物アレルギーの場合、成長とともに症状が出なくなり、原因食物を摂れるようになることもあります。
食物に含まれるタンパク質がアレルギーの原因となります。食物アレルギーの原因食物で、1番多いのは鶏卵、次に牛乳、小麦の順になります。近年クルミアレルギーの増加が注目されており、クルミ・カシューナッツ・アーモンドなどを含む木の実類が4番に挙がります。
皮膚症状、呼吸器症状、消化器症状、循環器症状、神経症状など、下記図3のように、さまざまな症状が出現します。
頻度はじんま疹や赤みなどの皮膚症状が1番多いですが、約10%でショック症状が出現しており、注意が必要です。
「何を食べて、どれくらいの時間で、どんな症状が出たか」を詳しく確認します。食物アレルギーが疑われる時は、血液検査や、場合によっては皮膚の検査(プリック検査)を行います。そして、実際にどれくらいの量を食べると症状が出るのか、またはどれくらいの量であれば症状は出ないのかを確認するために、食物経口負荷試験を行います。当院では、日帰り入院で食物経口負荷試験を行っています。
〒653-0013
神戸市長田区一番町2丁目4番地
地図で見る Tel: 078-576-5251
Fax:078-576-5358(代表)/ 078-579-1943(病診連携室)
病院案内
当院のがん診療について
外来のご案内
入院のご案内
診療科・部門のご案内