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疾患・症状説明DISEASE

鼠径部ヘルニア

概要

鼠径部ヘルニアとは鼠径部(脚の付け根)においてヘルニア(膨隆)が発生する疾患で、鼠経ヘルニアと大腿ヘルニアに分けられます。鼠経ヘルニアは9:1で男性に多く、大腿ヘルニアは7:3で女性に多いという特徴があります。大腿ヘルニアは比較的珍しい疾患ですが、鼠経ヘルニアはまさにcommon diseaseと言っても過言ではなく、成人男性によくみられる疾患です。

症状

鼠径部ヘルニアの特徴的な症状は、お腹に力を入れた際に鼠径部が膨隆するというものです。この膨隆は大抵手で押さえたり臥位になったりすると戻ります。疼痛や違和感など日常生活に支障をきたす症状を伴うこともあります。強い疼痛を伴う鼠径部の膨隆が手で押しても臥床しても戻らず、気分不良や嘔吐をきたすようになった場合、ヘルニア嵌頓の可能性が考えられます。緊急手術が考慮されるため速やかに医療機関へ受診する必要があります。

検査

典型的な鼠径部ヘルニアの診断は、問診および身体診察でほぼ確定できます。しかし、膨隆が目立たず、鼠径部の違和感や疼痛のみが症状の場合、鼠径部ヘルニアの診断は容易ではありません。腹部超音波検査や腹部CT検査が診断に有効なことがあります。

治療

他のヘルニア疾患と同様、鼠径部ヘルニアが自然治癒することはないため、治療=手術です。前述のように嵌頓した鼠径部ヘルニアは絶対的な手術適応ですが、そうでない場合の手術適応は個々の症例に応じて検討されます。大腿ヘルニアは鼠径ヘルニアと比べて嵌頓するリスクが高いことが知られており、大腿ヘルニアであることが多い女性の鼠径部ヘルニアに対しては手術が推奨されます。
鼠径部ヘルニアに対する手術術式は多岐に渡ります。近年は人工物(メッシュ)を用いてヘルニアを修復する手術が主流となっています。医療機器の進歩により鼠径部ヘルニアに対する治療においても腹腔鏡手術が普及しています。従来の鼠径部切開手術と比較して腹腔鏡手術は術後早期および慢性期の疼痛が少なく、早期に社会復帰が可能といった特徴があります。一方で、鼠径部切開手術よりも手術時間が長くかかる(約1.5倍)ことや、原則全身麻酔が必要なため全身麻酔のリスクが生じることなどの特徴もあります。
当科では腹腔鏡手術による利点が大きいと捉えて、全身麻酔が可能な患者さんには腹腔鏡手術をお勧めしています。図1は当科で行った腹腔鏡下鼠経ヘルニア修復術の術中写真と術後の腹部写真です。

当科では鼠径部ヘルニア修復術の8~9割を腹腔鏡手術で行っています(図2)。鼠径部ヘルニア治療における当科の特色として、積極的に腹腔鏡手術を行っていることに加えて、バイアスピリンに代表される抗血小板薬(血液を“サラサラ”にする薬)を内服している鼠径部ヘルニアの患者さんに対して、抗血小板薬を休薬せずに腹腔鏡手術を行っている点が挙げられます。通常、手術などの出血を伴う処置に際してはあらかじめ(多くは7日前から)抗血小板薬を休薬して臨みます。しかし、休薬期間中は血栓形成のリスクが高くなるのは自明の理です。近年、様々な知見により抗血小板薬を継続した状態で手術を行っても出血性合併症は増えないということが分かってきました。当科でも実臨床に取り入れ、抗血小板薬を休薬することなく腹腔鏡による鼠経部ヘルニア修復術を行っています(図3)。これまでのところ手術中や手術後の出血性合併症は経験していません。

図2. 当科での鼠径部ヘルニア修復術

図3. 抗血小板薬内服中の鼠径部ヘルニアに対する腹腔鏡手術

以上、鼠径部ヘルニアについての概要と治療における当科の特色を述べました。
鼠径部膨隆でお困りの方がおられたら是非当院へお問い合わせください。

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