智歯(おやしらず)の生えるときに見られる周囲の炎症をいいます。
智歯は埋まったままで生えてこない場合や、生えてきたとしても傾いていたり、歯の一部が見えていてもそれ以上十分に生えててこない場合があります。
智歯はいちばん奥に位置するために歯磨きがしにくく不潔な状態となるため、むし歯や周囲の炎症を引き起こしやすくなります。
智歯周囲の歯ぐきの痛みや腫れ、出血や膿が出ることもあります。 症状がすすむと腫れは頬や首のあたりまで広がったり、口が開きにくくなることもあります。
レントゲン、CTなどで歯と周囲の骨や近傍の組織との関係を検査します。 炎症の程度の確認のために血液検査を行う場合があります。
炎症のおきている歯ぐき周囲の洗浄や抗菌薬の投与をします。
治療により症状が改善されても、同じような症状を繰り返したり再発が予想される場合には抜歯をして原因を除去することが望まれます。
どのような場合智歯は抜いたほうが良いのか?
次のような場合は抜歯をお勧めします。
・智歯の周囲がたびたび腫れる。
・智歯の周囲に食べ物の残りがたまりやすい。
・智歯または手前の歯が虫歯になった。
・その他
歯並びがおかしい 口臭がする 顎関節症の症状がある などの場合も智歯が原因のことがあります。
智歯はすべて抜いたほうが良いのか?
次のような場合は必ずしも抜歯が必要でないこともあります。
・智歯が正常に生えてかみ合わせがあり機能している。
・智歯がブリッジの土台や移植歯として利用できる。
・高齢者の方や基礎疾患のある方。
いずれの場合も判断は難しいため抜歯が必要かどうかは歯科医と充分に相談することをお勧めします。
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