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疾患・症状説明DISEASE

肺MAC症

肺MAC症について

肺MAC症は、結核と並ぶ抗酸菌である非結核性抗酸菌の7-8割を占めるMAC(マック; Mycobacterium avium complexの略)菌による呼吸器感染症のことをいいます(図1)。結核菌と違い、MAC菌は人から人には感染しないとされていますが、抗菌薬治療が難しい感染症で、近年その増加が問題となっています。MAC菌は水や土壌など身近な自然環境に広く存在する菌であり、ほとんどの場合で気がつかないうちに感染します。

抗酸菌の分類

図1:抗酸菌の分類:MACは性質の似た非結核性抗酸菌2菌種の総称です。

肺MAC症は結核と違い診断が確定しても保健所に届け出を必要としないため、全国にどのくらい患者さんがおられるかについて正確な数を把握することはできません。2019年に当院で培養陽性の結核と診断された患者さんの数は33名でした。一方、同時期にMAC菌を新たに検出した患者さんの数は36名となっており、肺MAC症の長期の経過を考えても、相当数の患者さんがおられることが推定されます。

肺MAC症の症状

長引く咳、痰、血痰、発熱、体重減少、全身倦怠感など。健康診断の際の画像検査で、症状がなくても発見される場合もあります。

肺MAC症の診断

MAC菌は身近な自然環境に存在する菌のため、真の感染症でない人の気道にMAC菌がまぎれこむことがあります。したがって、喀痰検査で1回だけ菌が見つかってもそれだけでは診断できません。別々の機会に得られた喀痰で2回菌が見つかれば、診断が確定します。一方、気管支鏡検査を行い、肺の病変を生理食塩水で洗浄し回収した液で菌が見つかれば、1回で診断できます。喀痰検査では痰の中にMAC菌がいるかどうかを培養して調べますが、通常の細菌と違い増殖のスピードが遅く、結果が出るのに1か月以上かかる場合があります。
画像検査では胸部X線や胸部CTを行います。胸部CTでは多発する小結節影(つぶ)や気管支拡張像、結核に類似した空洞などの所見がみられます(図2)。また補助的な診断として、採血を行いMAC菌に対する抗体を調べる検査があります。

肺MAC症の胸部CT画像

図2:肺MAC症の胸部CT画像:右肺中葉の気管支拡張像(☆印)と右肺下葉の小さな結節影(つぶ)の集まり(矢印)

肺MAC症の治療

肺MAC症は抗菌薬治療が非常に難しい感染症で、治癒を期待できるくすりは今のところありません。個人差はありますが、数年から数十年かけてゆっくりと進行する感染症です。治療には複数のくすりを長期にわたり服用する必要があることから、長期間画像の変化が見られないなど感染症の活動性に乏しい場合は、無治療で経過観察をします。一方、症状があり、画像上も進行速度が早く、感染症の活動性がある場合には、抗結核薬を含めた3つの飲み薬を基本として治療を開始します。その際、治療の要となるのがマクロライド系の抗菌薬です。その代表的なくすりはクラリスロマイシンという抗菌薬ですが、1日あたり3-4錠服用する必要があることから、最近MAC症に対する保険適応が認められたアジスロマイシン(1日あたり1錠)をかわりに使用することがあります。
くすりの服用期間は、喀痰からMAC菌が検出されなくなってから最低1年間必要とされ、年単位の治療を行うことになります。十分な期間治療し除菌に成功しても再燃することもあり、ひきつづき画像検査や喀痰検査での経過観察が必要です。
肺MAC症は抗菌薬治療が難しい感染症であることから、MAC症の広がりが限局的である場合や病状の進行の恐れのある不安定な空洞が存在する場合などには、抗菌薬治療に加えて外科治療を選択することがあります。

リポソーム化アミカシン吸入療法について

吸入リポソーム化アミカシンという薬剤が難治性の肺MAC症に対して最近承認され、当院でも複数の患者さんに使用を開始しています。アミカシンという抗菌薬を吸入で使用することで、MAC症の病巣にくすりがより効率的に到達し、全身の副作用は軽減するとされています。吸入療法にあたっては専用の吸入器を必要とし、雑菌の混入を防ぐため、吸入器具の分解、洗浄、消毒と組み立てが毎日必要で、その日々のお手入れ方法の習得にあたり、患者さんには1週間程度の入院をお願いしています。

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