主に脊椎・骨盤(仙腸関節)及び四肢の大関節・小関節を侵す慢性進行性の炎症性疾患であり、強直性脊椎炎、乾癬性関節炎、炎症性腸疾患関連関節炎、反応性関節炎に分類されます。また、脊椎関節炎には分類されておりませんが、脊椎関節炎症状を認める疾患としては掌蹠膿疱症性骨関節炎もあります。長引く腰痛をきっかけに診断されることが多いですが、仙腸関節炎による臀部痛、全身の至る部位の関節痛、胸肋関節・胸鎖関節による前胸部痛や、付着部炎(筋肉の腱が骨にくっつく場所、アキレス腱や膝蓋腱、足底腱など)も起こしやすいため、全身の痛みを感じることもあります。通常は45歳以前に発症し、これらの痛みの特徴は、安静で悪化するため夜間痛が出やすく、運動によって改善しやすいです。各疾患とも確立された治療法はありません。薬物療法として、非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)が中心的な治療でしたが、生物学的製剤が保険適応となり、使用できる薬剤が増えてきております。
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