血管に炎症が起こることにより多彩な臓器障害を呈する疾患群であり、炎症が起こっている血管のサイズにより、小型血管炎(顕微鏡的多発血管炎、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症、多発血管炎性肉芽腫症など)、中型血管炎(結節性多発動脈炎など)、大型血管炎(高安動脈炎、巨細胞性動脈炎)に大別されます。共通の症状である発熱や倦怠感、体重減少に加えて、炎症が起こっている血管の種類により様々な症状(例えば、手足の神経を栄養する血管で炎症が起こっている場合、しびれや感覚の低下、筋力の低下など(=末梢神経障害)が起こります)を呈します。副腎皮質ステロイド剤による治療が基本となりますが、副腎皮質ステロイド剤の効果が不十分な場合や副腎皮質ステロイド剤の減量を急ぐ場合にはトシリズマブやリツキシマブなどの免疫抑制薬を併用することもあります。また好酸球性多発血管炎性肉芽腫症に伴う末梢神経障害の改善を期して、免疫グロブリン大量療法も積極的に施行しております。
〒653-0013
神戸市長田区一番町2丁目4番地
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