放射線科
スタッフ紹介
氏名 | 役職 | 卒年 | 専門分野 | 認定医・専門医・指導医 |
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奥野 晃章 | 部長代行 | H.13 | 放射線診断、IVR | 放射線診断専門医 日本IVR学会専門医 |
森本 久美子 | 副医長 | H.20 | 放射線診断専門医 |
診療科の紹介(診療内容)
「放射線科って何をしているの?」と思われるぐらい世間一般には放射線科に対する馴染みは薄いかもしれません。しかし、近年著しく進歩した画像機器を有効に活用し、無駄な放射線被爆をなくして検査を進めていく上で、放射線科医は不可欠な存在です。
当院の放射線科では大きくわけて診断部門とインターベンショナルラジオロジー (IVR) 部門の2つの業務を担っています。診断部門ではCT、MRIといった画像機器が提供する画像情報からレポートを作成しています。当院では各科との垣根は低く、レポートは各科と緊密な連携をとりながら作成されており、病気の診断、治療方針決定に寄与しています。
IVR部門では画像診断装置を駆使しながら、最新の技術を用いて、これまで手術で止めていた出血を塞栓術で止めたたり、病気の所に集中して薬を注入する動注療法や、狭くなった血管を広げる血管形成術といった、手術に比べ侵襲の少ない患者さんに優しい治療を行っています。当院は救急疾患が多いこともあり、小回りのきいた迅速な対応をモットーにしています。
特色
診断部門では、頭の先から足の先まであらゆる部位の画像を読影しています。切除例に関しては、病理部門と定期的にカンファレンスをもち標本と画像の比較を行いフィードバック可能な体制をとっています。
さらに、当院では救急疾患が多いことから様々な救急疾患の画像診断を経験しており、その画像所見、IVRによる治療法については対外的な発表も行ってきました。
主な検査・医療設備
「放射線技術部」のページをご覧ください。
平成29年度診療実績
「IVR件数」
手技 | 件数 |
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動脈塞栓、動注(肝細胞癌) | 86 |
動脈塞栓(止血) | 6 |
PTA(シャント) | 12 |
PTPE | 2 |
生検、ドレナージ | 2 |
その他 | 4 |
その他
CT、MRI検査をオーダーされる地域の先生方へ
当院では地域の先生方の診療活動に御協力させて頂くため、先生方よりCT、MRIのFAXでの予約をうけたまわっております。御不明の点がございましたら病診連携室、または放射線科までご連絡下さい。
他施設からCT検査をうけられる患者様へ
- CT検査では、X線により体の断面像がえられ、目的臓器の詳しい情報がわかります。X線を使用しますが人体に障害を与えるような線量ではありませんので心配いりません。
- 検査はベッドの上で横になった状態で撮影していきますが、胸腹部等の呼吸の影響をうける部位の撮影では息止めをして頂きます。また、胸腹部の撮影では腕が撮影に支障をきたすので腕を頭の方にあげた状態で撮影致します。検査は通常5分前後で終了します。
他施設からMRI検査をうけられる患者様へ
- MRIは強力な磁場の中でラジオ波を使って体の断面像をえて目的臓器の詳しい情報がえられる検査法です。
- 検査はベッドの上に横になって撮影していきます。検査は一部位あたり約30分前後で終了します。
- MRIで使用する磁場、ラジオ波は一般に人体に影響を与えませんが、以下の人は検査が行えません。
→ 心臓ペースメーカーを装着されている方
→ 人工弁(ボール弁)を装着されている方
→ ステンレス製の動脈瘤クリップを装着されている方