当院において「小児アレルギーチームだより」を作り、様々なアレルギー疾患について保育所・学校等の先生方や患者・患者家族の方に少しでも役立つような情報を随時掲載していこうと思います。
平成 30 年度厚生労働行政推進調査事業費補助金(厚生労働科学特別研究事業)
アレルギー疾患に対する保健指導マニュアル開発のための研究による
「小児のアレルギー疾患 保健指導の手引き」(一般・施設者向き)
「卵など食物アレルギーになりやすいものは妊娠中・授乳中は避けた方がいいでしょうか?」など実際の保健指導で遭遇しやすい場面を想定し、アレルギー疾患に関してQ&A形式で作成されています。
(2020年12月UP)
環境再生保全機構「食物アレルギーを正しく知ろう」より引用・改変作成
食物アレルギーってどんな病気?食物アレルギー症状出現時はどうすればいいの?ということについて、詳しく解説しています。 また、いざというときのために症状出現時の緊急時対応マニュアルを印刷して、緊急時にすぐに使用できる場所に貼り付けておくこともお勧めです。
(2020年12月UP)
★クリスマス・お誕生日会編(西市民病院 栄養管理室作)
特定原材料7品目(卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに)使用していません。(2020年12月UP)
★「食物アレルギーの子どものためのレシピ集」乳・卵・小麦不使用(環境再生保全機構)
離乳食からはじまって、子どもの好きなメニュー、おやつ、そしてカロリーからレシピを選ぶこともできます。(2020年12月UP)
★「食物アレルギーに配慮した離乳食の進め方 -レシピ集-(環境再生保全機構)
離乳食の進め方のポイントや月齢に応じた離乳食のレシピの紹介です。動画も配信されていますので、参考にして下さい。(2021年4月UP)
食物アレルギーの子どものための食事の基礎知識(環境再生保全機構)
加工食品のアレルギー表示の読み方が例をあげて書かれています。(添加物も)
(2020年12月UP)
幼児期になると、保育所入園などの集団生活も始まり、留意が必要な事もでてきます。質問や困った事があれば是非、相談して下さい。(2020年12月UP)
文部科学省から学校への配布資料としてあります。学校内でのアナフィラキシー対応の動画が分かりやすく作られており、YouTubeにリンクしています。是非ご覧下さい。(2020年12月UP)
食物アレルギーの症状とその治療法を学ぶ研修用スライドです。アナフィラキシーに対処するためのクイズや動画も掲載されています。(2021年4月UP)
2015年より西市民病院において「食物アレルギー児童に対する地域連携の会」を地域の多職種参加で開催しています。会で学校や保育所などから挙げられた問題や疑問に対しアレルギー専門医師や参加者からの回答や意見をまとめてパンフレットを作成しました。食物アレルギー児に関わる施設の方々に、また保護者の方にも入園・入学前に見ておいていただきたいです。(2018年11月UP)
環境保全機構「ぜん息悪化予防のための小児アトピー性皮膚炎ハンドブック」より引用・改変作成
塗り薬を適切に塗れていない為に、なかなか症状が良くならないお子さんが比較的多いです。(2021年1月UP)
環境再生保全機構「こどものぜん息ハンドブック」より引用・改変作成 ぜん息について症状や対応など詳しく解説しています。(2020年12月UP)
近年スギ花粉症などのアレルギー性鼻炎は増加し、発症年齢も低年齢化しています。
アレルギー性鼻炎の根本治療として注目されている舌下免疫療法が小児でも行えるようになりました。(2021年1月UP)
(舌下)免疫療法について簡単に解説します。(2021年1月UP)
最近、低年齢でも目をかゆがるお子さんが見られます。当院眼科医からの解説です。(2021年1月UP)
2020年当院が神戸市内の施設関係者に御協力を頂き、行ったアンケート結果です。
集団生活においてもアレルギー疾患の悪化に関係する場面があるため、様々な工夫をされています。(2020年6月UP)
2020年12月22日より行っているアンケートの最終報告です。(2021年4月1日)
2021年4月より行ったアンケート結果です。(2021年6月2日)
月・火・水曜日にアレルギー専門医(田中・吉野)による外来を行っています。(午後は予約制)予め、かかりつけ医より地域連携室から予約を取る事もできます。
☆食物アレルギー初診時の問診表・・・予め記入して持参していただくと待ち時間の短縮になります。
火・水曜日の午後に予約制でアレルギー専門看護師によるアレルギーケア指導外来を行っています。御希望の方はお声かけ下さい。
外来にてスキンケア・軟膏塗布、喘息・吸入指導、食物アレルギー・エピペン指導などを看護師からも行っております。
アレルギー専門管理栄養士による栄養相談を外来予約で行っています。
食物アレルギー除去食の代替え食品や調理の工夫、摂取可能範囲内のアレルギー食品のとり方、離乳食の進め方などの相談を行っています。
ダニ・スギの舌下免疫療法を外来にて初回指導後、開始しております。
初回時には約1時間程必要です。(原則予約制)
近年スギ花粉症などのアレルギー性鼻炎は増加し、発症年齢も低年齢化しています。アレルギー性鼻炎の根本治療として注目されている舌下免疫療法が小児でも行えるようになりました。
火・木曜日に日帰り入院で行っております。外来受診後に予約制で行っています。負荷試験後に管理栄養士からの栄養指導があります。
アレルギー予防としてスキンケアの重要性が言われています。そこで当院で出生された赤ちゃんにシャワー浴を取り入れています。保湿剤を含めた赤ちゃんのスキンケアの指導をしております。
「小児のアレルギー疾患保健指導の手引き」から乳幼児のアレルギー対策リーフレットをピックアップしています。
「小児のアレルギー疾患保健指導の手引き」からアレルギー発症予防のところをピックアップしています。
小児科医師、皮膚科医師、呼吸器内科医師、耳鼻科医師、眼科医師、看護師、助産師、管理栄養士、薬剤師、事務から構成されています。
アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎は慢性疾患であり気長に日常からの治療に家族で取り組んでいくことが必要です。そのためには疾患について正しく理解してもらい、薬の使い方、日常生活の注意点等を、繰り返し患児や家族に説明していく必要があります。また小児科の特性ではありますが、アレルギーマーチの予防や年齢に応じた対応を考慮し児の健やかな発育・発達も支援する必要があります。小児から成人への移行期医療に関しても他科の医師の参加により連携をとっていくことを目指します。
喘息の吸入を「いかに嫌がらずに効果的に続けてもらうか」→吸入デバイスの選択・指導、喘息日誌の活用。ステロイド外用薬を「いかに適切に使ってもらうか」→スキンケア指導、アトピー日誌の活用など・・・診療現場で医師一人が頑張っても、なかなか時間にも限りがあります。また「医師にいきなり言われて質問もできなかったけれど看護師さん・薬剤師さんに後でゆっくり説明してもらうと、色々聞きたいことが浮かんできて解決できた。」という話も聞きます。当院では多職種連携をとることにより、より専門的で充実した診療を提供することを目指しています。
当院ではアレルギー予防としての観点から、助産師の新生児の保湿や沐浴指導時にスキンケアの仕方の説明を母親にしています。また赤ちゃんのアレルギー予防のためのスキンケア・離乳食についての「アレルギー予防講習会」を市民向けに始めました。アトピー性皮膚炎に関してもなるべく早く寛解させ、継続させるために色々工夫をしております。
近年、食物アレルギー患者数は増加しています。診断において血液検査は補助診断であり、食物経口負荷試験が確定診断に有用です。当院では緊急時に備えた体制作りをし、年間約200件の日帰り入院による負荷試験を行っております。負荷試験では食物アレルギーの有無を見るだけではなく、安全な量を確認し、少しずつ摂取していくことにより耐性獲得の後押しができるようにしております。栄養不足にならないように代替食品について等の栄養指導や調理法の工夫などを専門の管理栄養士から行っております。
診断が難しい乳児喘息の鑑別やなかなか改善がみられない気管支喘息の治療も行っております。また呼吸機能検査・吸入指導・環境整備・鼻炎を初めとする悪化因子の検索、喘息の病態や治療薬、発作時の対応の説明、必要な方には個々のアレルギーファイルを作成しお渡ししております。
スギ・ダニのアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法も開始しております。アレルギー性鼻炎の低年齢化も言われており、2018年からはスギ・ダニ共に12歳未満も使用が可能になったため根本治療が可能になりました。いかに継続してもらうかがネックなので色々と工夫をしております。
アナフィラキシー既往のある患児にはアドレナリン自己注射薬であるエピペン○Rが処方されています。食物アレルギー児をとりまく全ての人が緊急時対応を把握し、適切に使用できるようにしておく必要があります。年1回「食物アレルギー児童にたいする地域連携」の会を開催し、地域の医師・施設関係者・救急隊・行政等の多職種の方々に御参加していただいております。また月1回「アレルギー対応講習会」も開催し、より多くの施設関係者の方や患児の家族の参加も出来るようにしました。施設の栄養士さん向け講習会や「夏休み子ども教室」も初め、好評です。
食物アレルギー地域連携の会において挙げられた問題や疑問への専門医師や参加者からの回答や意見をまとめてパンフレットを作成しました。
「食物アレルギー児への対応~こんなことが困るよね~」パンフレット
「気管支喘息・アトピー性皮膚炎児に対する保育所・幼稚園・学校などでの生活管理等、集団生活上での日頃留意されていることについてアンケート」のご協力をありがとうございました。アンケート結果の一部を公開します。
「気管支喘息・アトピー性皮膚炎児に対する保育所・幼稚園・学校などでの生活管理等、集団生活上での日頃留意されていることについてアンケート」結果(PDF:804KB)
氏名 | 職種 | |
---|---|---|
代表 | 田中 由起子 | 医師(小児科) |
コメディカルリーダー | 山口 陽恵 | 助産師 |
コアメンバー | 光田 好寛 | 医師(小児科) |
森川 悟 | 医師(小児科) | |
吉野 翔子 | 医師(小児科) | |
谷元 直美 | 看護師 | |
大橋 千晶 | 看護師 | |
川崎 貴江 | 看護師 | |
足立 茜 | 助産師 | |
畑中 ともえ | 助産師 | |
赤沢 尚美 | 管理栄養士 | |
森本 めぐみ | 薬剤師 |
☆小児アレルギー専門医(日本アレルギー学会認定資格):田中由起子、吉野翔子
小児アレルギーエデュケーター(日本小児臨床アレルギー学会認定資格):赤沢尚美(管理栄養士)、渡木綾子、宮田知里、朱仁花(看護師)
アレルギー疾患療養指導士(日本アレルギー疾患療養士認定機構認定資格):森本めぐみ(薬剤師)
☆他科の医師やコメデイカルもメンバーとして連携をしています。
後藤昭一(耳鼻咽喉科医師)、金子正博(呼吸器内科:アレルギー指導医)、中村維文(皮膚科医師)、永谷智里(理学療法士)
当院では、以前より「小児アレルギー講習会」を開催しております。2021年度は新型コロナウイルス感染症感染予防のためオンラインでの講習会を開催しております。
講習会の資料の一部を掲載しますので、ご覧ください。
〒653-0013
神戸市長田区一番町2丁目4番地
地図で見る Tel: 078-576-5251
Fax:078-576-5358(代表)/ 078-579-1943(病診連携室)
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