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「X線動態撮影」はじめました
一般的にレントゲン撮影とよばれるX線撮影は静止画で撮影しており、形態的な情報を得ることができます。 それに対し、動態撮影はX線撮影に時間に時間軸が加わることで動画として撮影します。撮影された動画を解析することにより形態情報に加え、定量的な機能情報を得ることができます。
静止画
X線撮影
動画
動態撮影
※カーソルを合わると再生できます
特別な設備の必要な核医学検査やCT、MRIに比べて簡便であり、スパイロメーターを用いた肺機能検査(肺活量の検査)などでは得ることができない局所的な肺機能を評価することができます。
通常の胸部撮影と同じ、X線撮影で用いる装置で撮影を行います。検査時間は約5分程度です。
呼気・息止め・吸気の3位相を10秒程度かけ、連続パルスにて撮影します。
COPD 患者は 健常者に比べ横隔膜の動きに明らかな有意差があることが示されており、動態撮影による定量的な解析が呼吸機能の新たな評価指標となることが期待されています。
見たいものをよりみやすく
客観的な情報による裏付け
単純X線でも機能診断が可能に
「CTC」始めました
仮想(バーチャル)大腸内視鏡や大腸3D-CTとも呼ばれる、内視鏡を使用しない新しい大腸検査方法です。最新の64列マルチスライスCTで得られるデータをコンピュータで処理し、大腸の3D立体画像や多方向からの断面像などを観察することができます。
従来の大腸内視鏡検査では、内視鏡の挿入や検査前の大量の下剤服用などが必要でしたが、CTCでは内視鏡を挿入せず下剤の服用量が半分の量で済み、検査自体の所要時間は約15分と極めて短時間で実施できます。
患者さんにとって苦痛の少ない優しい検査です。
これまでの大腸検査では、2,000mlの下剤を数時間で服用する必要がありました。
しかしCTCでは、下剤の総量は半分の900mlです。
さらにそれを2日に分けて服用しますので、下剤への抵抗感は少なくなります。
入室から退出までおよそ15分です。
内視鏡の替わりに炭酸ガス用の送気管をお尻から10cmほどだけ挿入します。
送気管はとても柔らかく、細いので挿入に対する違和感はほとんどありません。
お腹の中に入っていくのは炭酸(CO2)ガスです。腸管を傷つける心配はありません。
さらに炭酸(CO2)ガスは空気より早く腸管に吸収されるので検査後のお腹の張りもすぐになくなります。
当院では患者さんへの負担が少なくするために、二日法という方法で下剤を服用して頂いております。
また、当院では前日の食事制限が苦痛にならないよう、大腸検査専用の検査食(※1)を売店で購入してもらうようお願いしております。
※1 大腸専用検査食「eコロン」 定価1,200円
前日の朝昼夕の3食を手間をかけずにおいしく頂ける検査食です。低残渣・低脂肪食で「かす」が残りにくいのが特徴です。
DE(Dual Energy)CTが導入されました
当院では、2019年12月より新しいCTとしてGE社のDual Energy CT「Revolution Frontier」が導入されました。
DECTとは、2種類の異なる X 線エネルギーを同時に照射して 画像情報を得る新しい概念の CT のことです。これによって、従来のCTではできなかった様々なことができるようになりました。
1)造影CTにおける造影剤投与量の減量
造影剤量は造影剤腎症のリスクファクターであり、投与量は必要最小限にすることが推奨されています。DECT では、X線エネルギーを変化させることにより造影効果の強調が可能となりました。従来のCT検査では、腎機能が悪く造影検査が困難であった症例でも、DECTでは、造影剤量を約半分まで減量しても十分な造影効果を得られた画像を提供できるようになりました。
従来画像
DECT画像
2)整形領域でのインプラント評価
通常のエネルギーより、高いエネルギーを使用した画像に変更することで、今までは評価が困難であったスクリュー等金属類の辺縁がクリアになり、よりインプラントの評価がしやすい画像を提供できるようになりました。
従来画像
DECT画像
3)物質弁別画像
造影剤に含まれるヨードを増強したヨード密度画像の表示ができるようになりました。ヨード密度画像にて、急性肺血栓塞栓症に見られる肺野の灌流低下域を鋭敏にとらえ早期診断に有用です。 また、絞扼性イレウスの腸管虚血や腹腔内出血の検出などにも活用されています。
従来画像
造影剤のみを画像にしてカラーマップ表示したもの
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