「放射線科って何をしているの?」と思われるぐらい世間一般には放射線科に対する馴染みは薄いかもしれません。しかし、近年著しく進歩した画像機器を有効に活用し、無駄な放射線被爆をなくして検査を進めていく上で、放射線科医は不可欠な存在です。
当院の放射線科では大きくわけて診断部門とインターベンショナルラジオロジー (IVR) 部門の2つの業務を担っています。診断部門ではCT、MRIといった画像機器が提供する画像情報からレポートを作成しています。当院では各科との垣根は低く、レポートは各科と緊密な連携をとりながら作成されており、病気の診断、治療方針決定に寄与しています。
IVR部門では画像診断装置を駆使しながら、最新の技術、医療器具を用いて、これまで手術で止めていた出血を塞栓術で止めたたり、病気の所に集中して薬を注入する動注療法や、狭くなった血管を広げる血管形成術といった、手術に比べ侵襲の少ない患者さんに優しい治療を行っています。当院は救急疾患が多いこともあり、小回りのきいた迅速な対応をモットーにしています。
ワークステーションにより、肺気腫の評価(LAA(Low Attenuation Area)解析)、内臓脂肪定量、3D-CT、VSRAD(早期アルツハイマー型認知症(痴呆症)診断支援システム)等作成可能です。
名前 | 奥野 晃章 |
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役職 | 部長 |
卒年 | 平成13年 |
専門分野 | 放射線診断、IVR |
認定医・専門医・指導医 | 放射線診断専門医 IVR専門医 |
名前 | 上原 栄理子 |
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役職 | 医長 |
卒年 | 平成8年 |
専門分野 | 放射線診断 |
認定医・専門医・指導医 | 放射線診断専門医 日本医学放射線学会研修指導者 臨床研修指導医 |
手技 | 件数 |
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動脈塞栓術、動注療法 | 35例 |
血管形成術、ステント留置術 | 5例 |
CT 下生検、肺腫瘍マーキング、ドレナージ | 1例 |
止血術/コイル塞栓 | 9例 |
BRTO | 1例 |
その他、経静脈手技 |
41例 |
CT、MRIの高度医療機器に関しては、医師会の先生方の診療にもご活用して頂けるよう、病診連携室を通じ てFAXでの検査依頼を承っており、検査結果は、ご希望に応じてCD、あるいはフィルムで、所見とともに検査 後、郵送にてお渡ししております。ぜひご活用下さい。
また、MRIは地域の先生方の為に、火、木曜日午後を除く、平日に午前、午後、1件ずつ検査枠を設けており ます。ご利用いただければ幸いです。
〒653-0013
神戸市長田区一番町2丁目4番地
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Fax:078-576-5358(代表)/ 078-579-1943(病診連携室)
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