当院の血管造影は循環器内科と放射線科が担当しています。
心筋梗塞・狭心症・閉塞性動脈硬化症等の血管狭窄や閉塞に対しての血管拡張術、出血に対する止血・腫瘍血管の塞栓術等、種々の検査・治療を行っています。
急性心筋梗塞や消化管出血など、緊急性の高い場合にも対応しています。
血管造影に携わる医師・診療放射線技師・看護師・臨床工学技士、チーム一丸となって、より高度で正確な検査・治療を行っています。
2023年より脳血管造影検査も開始されました。
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血管拡張術とは、動脈硬化などにより血管が狭窄、あるいは閉塞した場合に行われる治療法です。バルーンカテーテルと呼ばれる風船が付いた特殊なカテーテルを使用して、狭窄した血管に合わせて膨らませ、狭くなった血管を拡げます。また、拡げた状態を保つためにステントという器具を留置することもあります。
拡張前
バルーンカテーテルでの拡張
拡張後
血管塞栓術(TAE)とは消化管出血等に対して、出血の原因となっている血管を塞栓することにより止血をしたり、腫瘍を栄養している血管を塞栓して腫瘍を小さくする治療法のことです。
当院の装置では、CBCTを撮影することが出来ます。CBCTとは、体の周りをCアームが6秒ほどかけて回って撮影し、CTのような輪切り画像を取得出来ます。
肝細胞癌(HCC)等の腫瘍に対してCBCTを用いることで、見つけ難い腫瘍の検出や、腫瘍栄養血管の同定、超選択的にTAEを行うことができます。
腹腔動脈DSA画像
CBCT 横断像 矢印:HCC
CBCT 冠状断像 矢印:HCC
脳血管造影検査とは大腿動脈や橈骨動脈からカテーテルをすすめて、先端から造影剤を流すことで脳の血管や頚部の血管を描出する検査方法です。
この検査により、血管の走行異常や脳動脈瘤、脳梗塞、脳出血、脳動静脈奇形などの病変を経時的に観察することができ、正確に診断することが可能となります。
また、DSA(デジタルサブトラクションアンギオグラフィー)や3D画像処理をすることで細かな脳血管のみを鮮明に描出することや3次元的に病変を表示することで、より正確に径や形状、周囲との位置関係を把握することが可能となります。
そのほか気になることがありましたら、担当医師、看護師、技師までお申し出ください
〒653-0013
神戸市長田区一番町2丁目4番地
地図で見る Tel: 078-576-5251
Fax:078-576-5358(代表)/ 078-579-1943(病診連携室)
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