救急部・集中治療部

救急部

当院の救急診療の概要

救急診療実績

  • 救急受診患者数および救急入院患者数

    当院は 2000年5月復興開院当初より内科系・外科系の2診療科が毎日一次・二次救急対応の救急診療体制をとっています。また、小児科は当初平日時間外の延長診療で救急患者対応を行っていましたが、2006年度からは2次救急病院輪番制に参加して小児の2次救急に対応しています。

    2000年5月復興開院以降、救急受診患者数ならびに救急入院患者数は増加しましたが、2006年頃より医師不足の深刻化のために救急患者の受け入れ制限を余儀なくされ、救急受診患者数は大きく減少しました。
    その後、医師の増員等に努め、2013年9月より内科・外科系の全日24時間救急診療体制を再開し患者数は増加しました。
    2018年からは救急車応需率の改善を図り、救急車による受診、救急受診患者総数は大幅に増加しましたが、2020年度は、新型コロナウイルス感染症の流行により減少しています。(グラフ1)

    グラフ1.2010~2020年度の年度別救急受診患者数 (walk-in患者数・救急車搬入患者数)の推移

    グラフ2は救急車受け入れ件数の年次推移を示しています。
    2009年度以降、救急患者の受け入れ制限を実施していた時期でも救急車の受け入れに努めました。その後、救急車搬入件数は増加し、2019年には、救急車搬入総数は3,942件となりましたが、2020年度は、新型コロナウイルス感染症の流行により減少しています。

    グラフ2.2010~2020年度の年度別救急車受け入れ件数の推移

    表1は2020年度の救急受診患者数と受診方法の違いによる入院率の比較を示しています。
    救急車による搬送患者の救急入院率は42.4%、それ以外の救急受診患者の救急入院率は20.7%でした。

    表1.2020年度の救急受診患者数、入院患者数と受診方法の違いによる入院率の比較
    総数 受診方法
    救急隊による搬送 その他
    救急受診患者 12,585人
    (一日平均 34.5 人)
    3,227人
    (一日平均 8.8 人)
    9,358人
    (一日平均 25.6 人)
    救急入院患者 3,302人
    (一日平均 9.0 人)
    1,367人
    (一日平均 3.7 人)
    1,935人
    (一日平均 5.3 人)
    救急入院率 21.2% 41.1% 14.6%
    一般外来からの
    緊急入院患者
    824人
    (1日平均 2.3人)
    824人
  • 救急受診患者の概要
    救急受診患者の居住地域は長田、兵庫、須磨の3区で80%以上を占めています。年齢別には70歳以上の高齢者が救急受診患者の35.0%以上を占め、救急入院患者の64.1%以上を占めています。疾患は呼吸器疾患、消化器疾患、循環器疾患、腎臓疾患、糖尿・代謝系疾患、神経疾患、感染症をはじめ、様々な内科疾患に対応するとともに、外科、整形外科、泌尿器科、耳鼻科、皮膚科、脳神経外科などの救急疾患・外傷や緊急手術を要する外科系救急疾患にも対応しています。小児科は神戸市2次救急病院群の一員として、月6~8回の輪番日を担当しています。産婦人科は平日日勤帯の救急疾患に対応しています。
    2020年度はCOVID-19感染の拡大により、当院も市民病院として積極的にCOVID-19感染の治療を行うため、救急体制を縮小する期間もありました。しかし、救急診療は当院の大きな役割の一つと考えています。とくに、地域医療機関の救急診療要請は可能な限り対応させていただくようにつとめていきたいと考えています。地域医療機関のみなさまと良好な連携関係を構築するため、当院での急性期治療が落ち着きましたら、転院や外来診療につきましてご支援よろしくお願いいたします。

救急診療体制

  • 概要
    * 当院では本館4階に救急病棟と高度治療室を設置しています。救急病棟は13床で、高度治療室は7床を配置しています。
    * 救急診療は各診療科の医師、看護師、コメディカルが協力してチーム医療を推進しています。病棟看護部門は2交替制で看護にあたっています。
  • 平日時間外・休日救急外来診療業務従事者
    医師 内科系2名、外科系1名、HCU担当1名、研修医2名
    小児科1名(月6~8回の2次救急輪番日に対応)
    診療科によっては毎日救急オンコール体制をとり、救急診療を補完しています。
    看護師 師長1名、看護師3~4名
    緊急手術時などにはオンコールによる応援体制で、診療・看護業務を補完しています。
    薬剤師 1名
    放射線技師 1名
    臨床検査技師 1名
    受付事務職員 2~3名

救急外来受診に際してのお願い

(厚生労働省HPより引用 一部改変)

現在、休日や夜間において、軽症の患者さんの救急医療への受診が増加し、緊急性の高い重症の患者さんの治療に支障をきたすケースが発生しており、そのことが病院勤務医の負担が過重となる原因のひとつにもなっています。
必要な人が安心して医療が受けられるようにするとともに、最終的に保険料や窓口負担として皆様に御負担いただく医療費を有効に活用するため、医療機関・薬局を受診等する際には、以下のことに留意しましょう。
* 休日や夜間に開いている救急医療機関は、緊急性の高い患者さんを受け入れるためのものです。休日や夜間に受診しようとする際には、平日の時間内に受診することができないのか、もう一度考えてみましょう。
* 夜間・休日にお子さんの急な病気で心配になったら、まず、子ども医療電話相談(#8000)の利用を考えましょう。小児科の医師や看護師からお子さんの症状に応じた適切な対処の仕方などのアドバイスが受けられます。 大人の場合は電話相談窓口「救急安心センター事業(♯7119)」を利用できます。
* かかりつけの医師を持ち、気になることがあったらまずはかかりつけの医師に相談しましょう。
* 同じ病気で複数の医療機関を受診することは、控えましょう。医療費を増やしてしまうだけでなく、重複する検査や投薬によりかえって体に悪影響を与えてしまうなどの心配もあります。今受けている治療に不安などがあるときには、そのことを医師に伝えて話し合ってみましょう。
(引用終わり)

救急外来での診療は時間内の診療の代替にはなりません。本院の診療時間内には医師だけでも30名以上、総勢100名以上の医療従事者が外来業務に携わり夜間、休日の診療体制とは全く異なります。救急外来の目的は通常診療時間まで時間的余裕の無い病態がないか選別する事が大部分を占めます。救急外来での「大丈夫と思います」は通常外来に受診する迄は余裕があると思います との意味です。投薬も必要期間では無く次の通常診察が受けられるまでの日数しか出しませんので注意して下さい。

救急部の活動

基本方針

患者・家族の方が安心できる質の高い安全な医療を提供するために、救急部では常に当院の救急診療の質の向上を目指した活動を行っています。
当院の救急・集中治療部門は単独・独立型ではなく、各専門診療科や職種が協力して診療にあたっています。救急部はその要の役割として各部門の調整役を担っています。

救急部スタッフ紹介

氏名 役職 卒年 資格
足立 秀光 救急部長兼務(脳神経外科部長) H.4 日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本脳卒中学会脳卒中専門医・指導医、日本脳神経血管内治療学会専門医・指導医、臨床研修指導医養成講習会臨床研修指導医
【コメント】
脳神経外科紹介ページをご参照下さい。
髙田 真理子 救急部長代行兼務(消化器内科医長) H.13 日本内科学会認定総合内科専門医・指導医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本肝臓学会専門医・指導医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本救急医学会救急科専門医
【コメント】
消化器内科紹介ページをご参照下さい。
王 康治 救急部医長兼務(総合内科医長) H.19 日本内科学会認定総合内科専門医、日本超音波学会、日本感染症学会専門医、ICD(感染制御医師)
【コメント】
総合内科紹介ページをご参照下さい。
小西 弘起 救急部参事兼務(総合内科部長) S.55 日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本救急医学会救急科専門医、日本呼吸器学会専門医、日本循環器学会専門医、ICD(感染制御医師)
【コメント】
総合内科紹介ページをご参照下さい。
永野 雄一朗 救急部副医長兼務(循環器内科副医長) H.21 日本内科学会認定医、日本循環器学会循環器専門医
【コメント】
循環器内科紹介ページをご参照下さい。
濵﨑 健弥 救急部医員兼務(総合内科医員) H.28
【コメント】
総合内科紹介ページをご参照下さい。
水野 良祐 救急部医員兼務(消化器外科医員) H.28 手術支援ロボット認定資格(da Vinci certificate)
【コメント】
外科紹介ページをご参照下さい。

集中治療部

概要

当院集中治療部は7床で運営し、急性期の重症患者を受け入れています。入室の対象となるのは、癌根治術など身体への負担が大きい手術を受けられた直後の方、重症肺炎など人工呼吸を必要とされる方、持続血液濾過透析(CHDF)などの血液浄化を必要とされる方、敗血症などきめ細かい全身管理が必要な方などです。

当院集中治療部では主治医が中心となって診察を行いますが、毎朝カンファレンスを行い、多職種で治療方針を検討しています。日中はHCU担当医1名、夜間・休日はHCU当直医1名が待機し、主治医をサポートします。また、看護師、臨床工学技師の力をとくに濃厚に必要とする部門であり、全員で協力して、生命の危機に直面されている方の安全圏への脱出を手助けします。

スタッフ紹介

氏名 役職 卒年 専門分野 認定医・専門医・指導医
榎 泰二郎 集中治療部長
麻酔科部長
S.62 当院ホームページ診療科「麻酔科」をご参照ください。
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