整形外科

スタッフ紹介

氏名 役職 卒年 専門分野 認定医・専門医・指導医
西口 滋 部長 H.1 関節リウマチ、骨粗鬆症、関節外科を専門にしています。 日本整形外科学会専門医
布施 謙三 整形外科参事
(リハビリテーション科部長兼務)
S.62 日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
日本整形外科学会認定スポーツ医
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
日本整形外科学会研修指導者
藤原 弘之 医長(リハビリテーション科医長兼務) H.8 日本整形外科学会専門医
日整会認定スポーツ医
日整会認定運動器リハビリテーション医
山根 逸郎 医長 H.9 日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科指導医
日本整形外科学会研究指導者
小林 雅典 医員 H.25
本田 新太郎 専攻医

特色

3市民病院のうち、市中心部の住宅密集地にある病院のため、整形外科も地域に密着した医療を目指しています。高齢の患者さんが多いため、脊椎、股関節、膝関節等の変性疾患や骨折等の外傷の治療が主となっています。
平成19年4月1日より中央市民病院と連携して「運動器・脊椎外科センター」に再編され、中央市民病院よりの外傷患者も多く受け入れています。

関節外来を新設

平成27年より、金曜日に関節外来を新設しました。股関節や膝関節の治療を専門的に行います。
基本としている事は、いかに人工関節の寿命を長持ちさせるかということで、患者様本人にも努力をして頂かないと出来ません。

実際の治療内容

  • 股関節の領域
    若年者の臼蓋不全に対して棚形成術
    変形の高度なものには人工股関節全置換術
    高齢者の骨接合術や人工骨頭置換術
  • 膝関節の領域
    半月板損傷には半月板部分切除術・縫合術
    変形の高度なものには人工膝関節全置換術
    適応は限られますが単顆人工関節置換術
    新鮮な前十字靱帯損傷に対しては接着術(但し、スポーツ選手以外)

人工股関節手術の特徴

  • 症例によって最小侵襲手術(MIS)を使用している
  • ほとんどが骨セメントを使わない人工股関節を使用
  • 適応年齢が40歳代から80歳代までと幅広い
  • 各個人に適した人工関節の種類(機種・骨頭サイズ)を選んでいる
  • 貧血の無い人は自己血輸血で手術をしている

などで、自己血については術前貯血と、術中~術後の回収血を使用しているので、ほとんどの症例が自分の血液だけで手術が可能です。(但し、もともと貧血が強い方は術後に同種血輸血(献血した血液)が必要になることがあります。)

当院で使用している代表的なセメントレス人工股関節の種類

当院で使用している代表的なセメントレス人工股関節の種類
40歳台には左側の最も関節の滑りが良いセラミック製の人工関節を、中高年者には中央の頚部の角度が自由に取り換えられ、各患者様に合った角度の位置に骨頭が調節できる人工関節を、高齢者には右側の骨粗鬆症でもしっかり固定できるような少し太めの人工関節を使っています。
人工股関節の種類はこの他にも沢山あります。骨セメントを使用せずに手術する場合は各個人に適した人工関節の種類(機種・骨頭サイズ)を選ぶことが大切です。

セメント人工股関節の種類

セメント人工股関節

透析や骨粗鬆症などもともとの病気があって骨質が弱い方は、セメントで固定する人工関節を使用しています。以前は太いタイプの人工関節を使用していましたが、最近はよりストレスが分散して緩みにくい、先が細くなったテーパー型の人工関節を使用しています。

また、前述の機種だけでは対応できない特殊な症例もあります。例えば、先天性股関節脱臼後で大腿骨の変形が高度な変形性股関節症や臼蓋が異常に破壊された症例です。このような症例には特殊な人工股関節(S-ROMシステム、K―Tプレートなど)を使用します。

セメント人工股関節

人工膝関節手術の特徴としては

  • ほとんどが 最小侵襲手術(MIS)を使用している
  • 特殊なIBBC法(界面バイオアクティブ骨セメント法)で固定
  • 貧血の無い人は自己血輸血で手術をしている

人工膝関節イメージ

ナビゲーションシステム

また全ての症例ではありませんが、ナビゲーションシステムを使用して膝の手術をしているので、下肢の屈曲伸展する軸に対して正しく人工関節を挿入することが出来ます。

退院の目安としては跛行のない・きれいな歩容です。残念ながら、当院は急性期病院ですので、入院期間が1ヶ月を超える場合は、リハビリ病院への転院が必要となります。

手術後の日常生活では、

  • 人工股関節置換術は
    靴下を履く動作
    しゃがみこみ動作
    正座(術前に可能な人)
    階段昇降
    自転車こぎ
  • 人工膝関節は
    靴下を履く動作
    階段昇降
    自転車こぎ

を許可しています。
但し、退院後に何もしなくていいと言う訳ではなく、独自にプール歩行やゲートボール、ジムで筋肉トレーニングなど個人に合わせた日常生活・運動をして頂いています。

当院の目標

当院の手術の皮切は平均12cmです。近年、最小侵襲手術(8cmの皮切)が流行っていますが、当院では変形の高度なものや、先天的に骨形態異常のある人には適応していません。何故なら適確な位置に人工関節を設置することが出来ないからです。当然、無駄な組織の損傷を避けることはしていますが、適確な位置に人工関節を設置することは人工関節の寿命を伸ばすことにつながります。事実、京都の病院では術後25年~30年間再手術を必要としない人工股関節の症例を経験し、今も外来に遠方から通院されていました。

また、術後最悪の合併症である脱臼も、手術後に精神科疾患を発症した症例だけでした。如何に適確な位置とバランスを獲得しながら手術をすることが大切かを学びました。また、感染例もありません。手術時間が短く、傷が小さくて、出血量が少ないのに越した事はありませんが、脱臼や感染がなく長持ちする人工関節を目指しています。
一人でも関節が痛くて困っている人の役に立てたら幸いです。

ちなみに最後は手術中の写真です。
まるで宇宙服の様ですが、バイオクリーンルームで自分の呼気が手術創や人工関節に当たらないように(呼気中の細菌が感染しないように)注意して手術をしています。

整形外科(手術イメージ)

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