当院では、院内心停止を防ぐことを目的としたチーム活動行うために2022年度からRRT(院内迅速対応チーム)を結成しました。現在、病院内で心停止などの急変が発生した場合に病院職員が蘇生チームとして対応に当たるCode Blue(当院ではDr.ハリー)というシステムが導入されています。しかし、病院内であっても、心停止に陥ってからの対応では予後不良であることが分かっています。そこで、心停止に陥る前に、急変の徴候をとらえて早期に対応するRRS(Rapid Response System:院内迅速対応システム)というシステムを導入することとなりました。急変前に徴候をとらえて介入し、心停止を防ぐ活動は医療安全全国共同行動、ILCOR(国際蘇生法連絡委員会)、AHA(アメリカ心臓協会)など多くの団体から推奨されています。
医療安全全国共同行動
CPRチームや医療安全管理室と連携し、患者の異常の早期発見・早期対応を行うことで院内心停止を減らすことを目的としています。
RRT起動基準を参考に懸念のある患者についての相談を受けた場合(RRT起動)、早期(15分以内が望ましい)に現場に急行し、患者の評価と初期対応、重篤な患者の安定化と管理を行います。そして、毎月、RRT起動症例を振り返り、急変の徴候をとらえて早期にRRTを起動できたか、RRTの対応は適切であったか、院内心停止は減少しているがなどRRTの活動を評価します。また、急変の徴候をとらえるための教育やチームメンバーの知識・技術向上のための研修なども行います。
〒653-0013
神戸市長田区一番町2丁目4番地
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Fax:078-576-5358(代表)/ 078-579-1943(病診連携室)
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